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こんな夜にはこんな映画「東京タワー」

2005-10-20 00:46:10 | こんな夜にはこんな映画
~だけど、結婚したいでお嫁に行った、
森三中の黒沢の嫁ぎ先に遊びにいく。

結婚式でよく言われる、社交辞令
「新居にも絶対遊びに来てね!」

20組くらいのカップルに言われたけど、
実行したのは初めてだ。

ご懐妊した黒沢が愛おしかった。
待ち合わせた駅から家までの道、
あたしが彼女を守らなければと思った。

後味の悪くないビデオを!という
黒沢のリクエストに
あたしが借りてきたビデオは「東京タワー」。

江國香織の文章は好きじゃない。
染み込んでこない。
他人行儀で居心地の悪い空間。

寺島しのぶがいい使われ方をしてた、とか
映像が綺麗とか思っても
人物の心情に共感できない、
感情移入できない。

いくつになっても
常識に縛られない恋をするという麗しいはずの背景より
あまりの階級の違う世界に感じる違和感のほうが
浮き彫り。

旦那の両親と同居する黒沢は
相変わらず黒沢らしく
嫌味にならない器用な気遣いを見せる。

ビデオを見てる間、
あたしは以前の黒沢の木造アパートにいるよな錯覚に陥り、
黒沢が人妻であることも忘れる始末。

旦那が帰ってきてからも
その居心地の良すぎる空間は変わらず
おもしろさは2倍にも3倍にもなった。

彼女たちの披露宴で司会をやった、
おもしろい手品師の話。

手品師に興味があるあたしが
「あたしにも魔法をかけてほしい」と言うと
二人のトークは暴走する。

萎えた股間に
手品師が手をかざすと
あっという間に海綿体が膨張・・・

黒沢とその旦那は
笑いの手品師だった。
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2 コメント

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Unknown (イトー)
2005-10-20 10:56:26
>>江國香織の文章は好きじゃない。



とりあえず、僕はきらきらひかるだけしか読んでないけれど、悪くないと思った。

てか、松浦理英子とかの文章は、不思議。だと思いません?なんなんだろ?あれって?



しかし、ずぶの素人のイトー君が評価すんなよ。
返信する
Unknown (アキ男。)
2005-10-20 18:55:08
>僕はきらきらひかるだけしか読んでないけれど、悪くないと思った。



あ、あたしもかなりずぶの素人・・・

読んだのは「東京タワー」の冒頭文立ち読みと

「冷静と情熱の間」だけだけどさ、

なんか文面に暖かさがないというか

なんというか。



>松浦理英子



読んだことないなぁ。

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