ひとの足を踏んでも怒られない場所・・

会社のひとに連れられて青山のクラブ↑に行ってきた。
なんどか誘われてたけど、どぅしてもひと前で踊る自分を想像できず
踏みきれなかった。
しかし、うんこしながら、きっと今夜行かなかったら一生行かないだろうと思った夜、あたしは自分の世界の殻を破った。

大学４年の冬、教職免許が取れるか取れないかがかかった単位の
最後のレポートが提出期限に間に合わず、
教授が期限を延ばして彼女の自宅に郵送も可という措置を
とってくれたのにも関わらず、それにも間に合わず、
仕方なく自分で届けに行った彼女の自宅のすぐそばのクラブ↑だった。
夜な夜な、家の近くで大音量の音楽がかかり
たくさんのひとが身体をくねらせているとは
彼女も夢にも思ってないだろぅ。

正直、やっぱり最初は恥ずかしかった。
モジモジした。
そのうち、音楽が内臓に響く感覚が気持ちよくなって
肉体を解放したら昇天し続けた。

昔、創価学会学会員の友達が
「お経を唱えると、それがココロの扉をノックするんだよ」て言ってたけど、それと同じなんだろうと思った。
言葉も音楽も人間のココロを解放するんだと思う。

そんなことを考えていたら、連れてきてくれた会社のひとが近づいてきた。
大音量の音楽の中、耳に口を近づけて声を張り上げてやっと
言葉が伝わる空間だ。いきなり彼は
「ゴムなぁい？？？」と言った。
ひょえ～と思った。
処々に連れてこられる前に、
「今日はゲイが多い日だよ。男ふたりでトイレに入ってたら
　そいうことだよ」て説明を受けてた。
結婚したばかりなのに、ゴムなぁい？てことは
コヤツもトイレでゲイと・・・と思ってかなりヒいた。
ないよと身振りした。
後から聞いたら「ガムて言ったんだよ、バカ」と言われた。

ぐっしょり汗をかいて、休憩しようと座り込んだら
たちまち眠り込んだ。
こうやって踊りつづけたら、バドミントン強くなるだろなと思って
根を詰めすぎたのか、ふくらはぎが筋肉痛だ。
あまりに痛すぎてバドミントンの練習に行けなかった。
本末転倒・・・