合図

青い眼をした、かわいいかわいいカレシと婚約してから
はじめて許された、カレシの実家お泊まり。

うちには客間がないので、まさかのあたしの部屋泊。
妄想祭り。

好きよ！抱いて！好きよ！抱いて！

あたしのベッドにはカレシが寝て
その横に布団をひいて横になったものの

遠恋でひと月エッチしてない、あたしたちが素直に寝るわけもなく
ベッドの上でいちゃいちゃ。

なんだかんだで言い訳つけて、ここ数ヶ月してあげてなかったフェラチオも
極上のクンニをしてもらったので

このクンニはフェラチオのために為されていると
空気を読んで、ミュートでしてあげた。

で、こちらもムラムラしてきたので
エッチをほのめかすと

「ここは君のご両親の家だからセックスはだめ」とのこと。

じゃぁ、オーラルセックスはいいのか。
上の口はよくて、下の口はどうしていけないのかとも思ったがおとなしく就寝。

で、あたしが自発的にはしないので
お願いしにくいらしい、カレシが大好きなフェラチオをしてほしいときの暗黙の合図を考えようと。

NZにいるときに車の運転が好きじゃないカレシは
運転中にストレスを感じると自分の眉毛を抜いて

唇にその眉毛を突き刺すという癖を持っていたので

冗談でそれを合図にすれば、と提案したところ

カレシの眉毛は抜きすぎてなくなっちゃうんじゃないかというくらい
この動作を繰り返すようになってしまった。

いやはや、そんなドキドキな３日間の初夜練習のあと
カレシは３時間先の未来を走る実家に帰省した。

途中で事故に遭っちゃったらどうしようとか
いろいろ最悪の事態を想定したけれど

とにもかくにも愛しいひと。