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こんな夜にはこんな読書「乳と卵」

2008-04-14 00:09:02 | こんな夜にはこんな読書
今年もまたいそいそと読んでみる芥川賞受賞作品、
川上未映子の「乳と卵」。

感想としては作者があたしと同い年で既婚者というねたましい事実が邪魔して
純粋な気持ちで読めなかったけれど

それを除いたとしてもやはり読んでて苦痛だった。

文体が好きとか
テーマが好きとか
共感できるとか
エキサイティングだとか

あたしが本を読んでておもしろいと思う要素何ひとつ見つけられず。

そういえば卵といえば
4月12日はあたしに生理がやってきて19年目の日だった。

19年もの歳月、強靭な便意とともに
たいした生理痛もなく

NTPサーバのごとく28日ごとに毎月正確に
人間の素をあたしの中から発信してくれてるというのに

それらを毎回見事に無駄死にさせてしまい申し訳なく。
それでもあと20年ほどよろしくという訳で。

心にひっかかった言葉。

「子どもが出来るのは突き詰めて考えれば誰のせいでもない、
 誰の仕業でもないことである、子どもは、いや、この場合は、緑子は、
 というべきであろう、本質的にいえば緑子の誕生が、発生が、
 誰かの意図および作為であるわけがないのだし、孕むということは人為ではないよ」
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