旅する小林亜星

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二舞

2007-12-28 23:40:46 | ハイファイ・ローファイ
前の職場でセクハラに遭ったとき
王様は、その後エピローグで島流しになった。

セクハラが蔓延ってる職場なんてそうそうないと思っていたというのに
今の職場の忘年会でまたセクハラに遭遇。

あたしは水曜のバドミントンの打ち納めに参加してから
職場の忘年会に2次会から合流した。

車だったのでアルコールなしだったのだけれど
素面なあたしがいけなかったのかもしれない。

社長と部長の間という特等席に座らされた。

初めていっしょに飲む社長はセクハラで有名だったけれど
噂に違わず新入社員の女の子を隣りに座らせて

「何カップなんだよ、お前は」と発言するに留まらず
彼女の乳を触ろうとしたり、スカート捲りを繰り返した。

あたしは何も言えず。
職場の女子社員はもう仕方が無いと諦めてる風潮。

よくよく考えると
どんなに優秀な社長だって
そんな最低限のやっちゃいけないことをやっちゃうようでは
ひとの上に立つ資格はないのでは。

というか隣りにいた部長も
あたしだってそれを止めないことがギルティで。

というかセクハラのない職場のほうが珍しいのか。
セクハラは有っても仕方ないことなのか。

などとさえ思えてきて。

それに逆らって
あたしは世直し奉行のよに、いい気になって
前の職場と同様に悪代官をしかるべき場所に訴えるべきなのだろうか。

それとも
もう社長が参加する飲み会に行かなければいいだけなのだろうか。

あたしは新入社員の女子にそれを「仕方が無い」などと片付けてほしくないのだ。
そんな非常識が罷り通るのはおかしいのだと知らせてあげたい。

これからも気持ちよく働くにはどうしたらいいのだろう。
こんなとき弥七が風車を投げてくれたなら。
コメント (7)
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訣別

2007-12-28 23:14:01 | 大宮サンセット
24日に雲隠れした叔母の通夜、告別式。

あたしは当事者ではない他のいとこと受付、会計をしてたので
焼香のとき以外は葬儀会場の外にいた。

生前は1年に1回会うのも億劫だった叔母だけれど
今考えれば全ての叔父母8人の中で一番近しい存在だったかもしれない。

お棺に横たわってるのは叔母ではなく
叔母の仮面を被ったただの肉体という実感しかなく

お経の間、ずっと金勘定をしてた上に
最後のお別れのとき彼女の頬に触れることができなかった。

冷たいと感じることを無意識のどこかで拒絶してた。

火葬が終わって彼女の骨を箸で拾っても
彼女の死はまだ現実味を帯びてない。

まるで彼女がひょこっと現れて
「アキ男。ちゃん」と話しかけてくれそうだとさえ思う。

核家族だったあたしは
祖父母が亡くなったときもなんだか何の感情も涌いてこなかった。

叔母が亡くなったこと。
初めて亡くなってほしくないひとを亡くしたのかもしれない。

これを喪失と呼ぶのかもしれない。
気がつけば頬を涙が伝っていた。

叔母は灰。
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