旅する小林亜星

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病状悪化

2005-01-09 00:10:31 | 美容師
ひと月ぶりに美容師に会いに行った。
今回の恋煩いは手におえない。
恋心という腫瘍は全身に転移してしまった。

今日の美容師は蒼いパーカー。
背中にベルト。

まゆ毛に加えてマスカラ動員。
髪と服の色を明るくした。
「だんだん垢抜けてきたねぇ」のひと言で卒倒。
「洋服の感じも変わったねぇ」の追加で昇天。

すべてアナタの気を魅きたいため、などとは
口が裂けても言えず。


会社にていつもの定食や。

電車女なあたしが
 次に美容師に会ったとき
 女のひとと男のひととどちらが好きなのか、と
 付き合ってるひとがいるのか、を
 確認してこようと思うのという発言に対して

男性の同僚ふたりは
付き合ってるひとがいるかどうかなんか
聞く必要ないでしょ、
いたって奪えばいいじゃんと意見。

驚愕!
あたしの中には
「略奪」という言葉は存在しなくて
今までパートナーがいるひとへの想いは
簡単に断念してきた。

それは略奪するほど
想う相手じゃなかっただけかもしれないけど。

略奪すればいいという彼らの意見は
男性ゆえのそれなのか、
自分に余程自信があるひとのそれなのか、
あたしには後者に思える。

そして、
あたしは誰かを誰かから略奪するほどの自信は
持ち合わせてないのだけれど
その美容師に対しては
略奪しようとするほどの強い想いが存在するので
パートナーがいるのかどうかは聞かずに
勝負することにした。

今日は
これとこれとこれとそれとあれと、
あ、これも話そうと思ってたことは
髪に触れられた途端、あっという間に吹っ飛んだ。

女のひとと男のひととどちらが好きなのか、
という問いに対しては
女のひとが好きだという回答。
ついでに付き合ってるひとがいないという事実も
たまたま会話の流れで教えてくれた。

だけど同時に
恋愛をするのが今は面倒だという
聞きたくない事実もわかってしまった。

正直なところ
彼を魅きつける可能性は低い自覚がある。
それでも彼に片想いをすることで
あたしは肉体的にも精神的にも
進化している自覚もある。

今回言えたのは
「今度飲み行きましょー」という言葉。
ひと月後に目指すのは
「いつ飲み行きましょー」という言葉。

想いを伝えるまでには
まだまだ時間が必要だ。

この病が実を結ぶには
とてつもなく時間が必要だ。
コメント (2)
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