【7航海目】！

9月11日・女川港での水揚げ、氷の積み込み後

僚船と共に出港、台風の影響でうねりが高めの南三陸沿岸

向風で微速での北上！

12日・ロシアのチェックポイント通過後、横風となり

大きなローリングを繰り返しながら漁場向け…

16時S/B。

日没にかけて次第に風は弱まったが、霧がたちこめはじめ、

一気に濃霧となった…

今年の北のサンマ漁場は、これまで例年になく、霧が少なく、

気温も低めで推移してきましたが、

この夜はすぐ隣にいる船の漁灯も確認が困難な程の濃霧…。

時化後の北の漁場、濃霧の中ひたすらサンマを追う…！

濃霧の中、奮闘空しく僅かな漁獲に終わり漂泊。

13日・うねりもなくなり、凪となったが、昼間にはれていた霧が

日没と共にたちこめはじめ、この夜も濃霧となった…

漁灯や、マストにあたる霧が雫となり、雨のように滴る…

濃霧の中、範囲の狭いライトの探照先に

ポツポツと跳ねるサンマが目視できるようになり

薄群れを回数操業となった…

船のすぐ傍でクジラが狩をしている…

今年もクジラの狩りとサンマ漁は、共に南下しながら続く…

そのクジラに追われた群れで若干纏まった漁獲があった！

夜明けより南下帰途航走、チェックポイントを経て、

船は宮古向け、15日朝05時入港予定。

【6航海目】！

花咲港を出港し、チェックポイントでの臨検を経て北上！

16時 S/B。

少しずつ日没も早くなって17時半頃には各船の漁灯の明かりが映える…。

若干、風が強いロシア海区・暗くなった北の漁場を各船が調査航走！



北東側へ1時間程航走し、纏まった群れに当たり網を入れる寸前、

付近航走中の僚船もその群れをめがけてきた…

結局　同じ群れを4隻で操業、すぐ間近でである…

思った程秋刀魚は網に入らず、再度調査航走。

操業・調査航走が続いた夜明け近く、やや纏まった漁獲があった…！

夜が明けて一旦漂泊も、予定変更　荒天準備し南下、女川向け

台風の影響で船尾側からの追い風　帰途航海は要注意！

津軽海峡沖は然程でもなかったが陸中沿岸に近くなった頃から

コースが変わり、船は激しいローリング(横揺れ)を繰り返す…

16時入港予定！

【5航海目】！

9月4日　女川港での水揚げ・氷の積み込み後、凪良く北上！

チェックポイントを経て漁場へ…。



16時S/B　多くの船が同海区同ポイントに集結も、漁模様は芳しくない…

調査航走が続いた…

と同時に、ロシアの軍艦からの長時間に渡る臨検情報が流れた…

違反操業していなくても、軍艦からの臨検となれば何に理不尽を追うか…

足止めによる時間のロスも想定される…

できれば関わりたくないのが本音である。

今年のロシア海区の操業は解禁前の前評判以上に厳しい！

加えて群れも薄く、例年以上に四苦八苦しながらの漁…

夜が明けて、その晩の漁を終えてからも当直があり、

日中もゆっくり休む事ができない…

そんな中での5航海目、僅かな漁獲に終わり花咲向け。

8日朝6時頃の入港予定…！

【4航海目】！

秋刀魚漁大型船解禁から早くも2週間が経過。

出だし・波に乗れなかった我々も4航海目にしてやっと内地向けとなりました…

女川向け中！

1日の花咲水揚げ後出港し、チェックポイントにて再度の臨検を経て北上。

16時・S/B。

今のところ　日没が18時少し前、夜明けは3時半過ぎ…

約9時間半が操業できる時間枠…

秋刀魚の群れを追って　ひたすら…

少しずつ、秋刀魚の群れも纏まってくる時期になってきた。





操業or調査航走が続いたが日付けが変わる頃に若干纏まった漁獲があった！

その後、付近で操業中の僚船から群れを譲り受けたが

なかなか漁獲が伸びない…

再度調査航走も、夜明けが近い…

そんな夜明け前に纏まった群れに当たり、漁獲が伸びた！

夜明けより南下、夕方　チェックポイント通過。

しかし、天候が崩れ荒天準備！

南系の風が強まり、波も高くなって微速航走を余儀なく…

時折、支えながら津軽海峡沖を南下！

冷水艙の残っている冷水を排水したりと久々の時化海を航走。

大幅に入港予定時間をオーバーも、3日の昼過ぎから凪となり

21時30分の女川入港！