心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書展巡り~レポートその3 毎日書道展 

2009-07-12 | 書展・展覧会情報
                      「如是」  稲村雲洞先生




今日は毎日書道展の役員の方々の作品のごくごく一部をご紹介。

ブログでは、墨色、線や空間、筆勢などを伝えるのにはかなり限界があり。
機会がありましたら、是非実際に会場にお運び下さいまし~。

感激度は全然違いまする 

今回、文部科学大臣賞受賞の、石飛博光先生の作品から。(↓)




中野北瞑氏


堀吉光氏


浦田篁苑氏






小林抱牛氏



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書展8ヶ所巡りレポート その2

2009-07-11 | 書展・展覧会情報

昨日の書展8ヶ所巡りのつづき。。

興奮と感激の小原道城書作展をあとにし、天婦羅屋さんに向かう途中の
松島ギャラリーで開催中の けんしん書展 ’09に立ち寄る。
毎日新聞社、日本詩文書作家協会、創玄書道会後援。
春夏秋冬をテーマにした小品がずらり。

書の表現はさまざま・・と、学ぶべきものの多さにため息。。

その後、国立新美術館で開催中の毎日書道展へ。

私が出品させて頂いていた頃は、ずっと上野の東京都美術館で
(今も役員以外は都美術館だけど)なんとなく暗くて古い感じだったけど
国立新美術館は、壁も天井も白くて高くて美しい!

作品たちが、肩をくねらせ喜んでるような声が聞こえてくる。

相変わらず作品の多さに圧倒されつつ、入口で知人のブース検索をして頂き
途中、ん?と思って立ち止まった作品を写真に収める。

で、なんとも。
やっぱり蛙の子は蛙、同じ穴のムジナ・・・というか、足を止める作品は
ほぼ9割が自分が所属していた(る)会の方々の作品ばかり

あ、やっぱり・・とか、今年は全然違う作品・・意外・・ん・・・とかとかとか。
血は争えないのであ~る

今日はとりあえず、抽象作品ばかりを集めてご紹介。
サイズがバラバラで見にくくてすみませ~ん。。
寝不足で朦朧としてて・・修正する気力なく

まずは、同じ師のもとでご一緒させて頂いていた大先輩の田岡さんの作品。
TOPの写真は、この作品のアップ。
写真は腕が悪くてよくわからないけど、実際の作品は独特の墨色のハーモニーが。




会員賞受賞の上は鈴木紫晃氏、下は坂本大有氏



下の作品は、以前NHKの大河ドラマ「武蔵」の文字を書かれた吉川壽一氏



下の作品は、同じく大先輩小椋さんの作品。

このあたりで母は撃沈。2階展示室へは一人で。
いやはや・・すごい数。。。
私もちゃんと勉強せねば・・と反省と焦りを痛感。


会場で、I村先生のご子息の龍谷先生に偶然お目にかかり。
意外と書展でお目にかかること多く、ご縁に感謝なのだ。

そして1階で開催中の「篆刻家 松丸東魚の全貌展」はご覧になりましたか、
是非見て行って下さいとお声をかけて下さり。

早速行ってみると、すご~い!
原印200点、印影400点の他、書、明清文人の書等々・・圧巻。
こちらは、同じく国立新美術館で8月2日まで開催中。(火曜日休館)

ぜひ~。



会場でまたまた篆刻家の龍谷先生にお目にかかり、熱くお話下さり
有意義で感激のひとときでした。

明日は、漢字作品をご紹介します。



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書展8ヶ所巡りレポート その1

2009-07-10 | 書展・展覧会情報
        
         

昨日は母と二人で、午前11時に待ち合わせていざ書展巡りへ。

まずは銀座に着くと、いつもとりあえず寄る鳩居堂画廊。
今回は書展ではなく、ちぎり絵展だったけど、細かい作業に脱帽。。

そして松坂屋別館カトレアサロンでの第23回白峰社役員書展。現代書。
毎年ひとつのテーマで作品を書かれるそうで、今年のテーマは「星」
白峰社HPは→ こちらから
(左上の黄緑の四角いところをクリックするとTOPページへ)





ここ数年人気の近代詩文は、誰でも書けそうでいて実はなかなか難しいもので。。
全体の構図はもちろん重要だけど、漢字とかなのバランスを考えつつ、かつ、
見る側が読めてしまうというところで、ことばの意味とのイメージ、印象も気になるところ。

残念ながらアクリル入りのため反射してしまって、写真が撮れなかった作品の中で
紺色の紙に、銀色を使って書かれた冬の星空の句を書いた作品があり、
その演出効果には、うんうん・・イメージが伝わる・・と頷く。

受付にいらした方々も皆様とてもご親切で、気持ちのいい展覧会でした 


そして・・まずは腹ごしらえ?と言う母のことばは置いといて、セントラル美術館へ。

そう 先日もご紹介した 小原道城書作展へ。

ネットのどこかで拝見した案内ハガキの、六曲屏風のこの作品に惹きつけられて


ここでもとても和やかな受付の方に、芳名帳にお名前を・・とお声をかけられるも、
恐れ多くて遠慮していたらこの扇面を下さるし次回もご案内下さるというので  記帳。

        
             片面は小原氏の「雲遊」と 反対側は素晴らしい水墨画!


なんだか得した気分で、会場に入ってすぐに、母と顔を見合わせて
「好きでしょ?」とお互い笑顔に


大作ばかり、濃墨、淡墨、金文、篆隷、甲骨文、行草の、生命感溢れる作品に
ドキドキしっぱなし!

造形の意外性、表情の無邪、線の妙技、躍動、幽深、鋭利でありながら情味深く
豪かつ密、気迫を感じつつ温かみのある作品・・

そう!それに雅印が、どれも斬新で作品のイメージに合っていて素敵でした!

会場の椅子に腰掛けて眺めては、母と二人で、なんか五感に響くね・・と。
お互い全く違う作品を書くのに、いいなぁと思うものはやっぱり同じなんだねと


     
図録より拝借。。すみません勝手に・・(関係者の方様・・NGでしたらご連絡下さい)


長々と拝見してから、後ろ髪を引かれつつ、更に階上の別の書展へ。
木村東道遺墨展、書作家展と、他2展へ。

この木村東道の作品も、私は好きなので、オススメです!
曹全碑、泰山石刻、石鼓文、張遷碑、史晨碑、蘭亭・・の、27年間に亘る連続1万日の
臨書全記録が陳列されています。




さてと・・と思ったところで、もう一度・・とまた、階下の小原道城書作展へ。
会場には、ちょうどご本人がいらっしゃるではないですか~って


いくつになっても女学生のような母は「そうよ、図録を買ってサインして頂く?」なぞと
ず~ず~しいことを思いついたかと思うと、早速受付で購入しつつお頼み申してみる


会場では小原先生は来客中だったにも拘らず快く、かっこいいスタイルでもって
サインをして下さり。本当に・・ありがとうございました 

恐るべし母・・いやいやありがたや母。。




いやはや、受付の皆様にもとてもご親切にして頂き、二人して空腹も忘れ、
興奮の2時間を過ごしました。 深謝多謝。。

12日まで開催中なので、是非お出かけ下さいませ~。
会場に小原先生がいらっしゃるかもしれませぬ。





会場を後にし、銀座に来るとお決まりの天婦羅屋さんに入ったのは、午後2時半。

膝の調子が悪いので、銀座コースで帰ると言っていた母も、なんだか興奮したのか
食後は、更に乃木坂の国立新美術館で開催中の毎日書道展へ、いざ出陣!

そのレポートはまた明日。。


      
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ウイットのある会話

2009-07-09 | つれづれ
                  「Wit」 (はがき) 雅印は清水路石先生刻



Wit (ウイット)

1.知力、英知、理性、知性、賢明、明敏
2.ウイット、機知、とんち、機転・・    と、辞書より。

先日、ビートたけしのTVタックル「20周年突破記念特別企画SP第1弾
こんな日本に誰がした!?~変わりゆく日本の行方~」っていう番組を見てて
久々に、なんて言うか・・痛快な笑いを堪能したって感じ。

見たことあります?

もう20年もやってるなんて驚きだけど、始まった頃から結構見てたんだなぁって。
田嶋陽子せんせと嵐山光三郎、舛添さんの男女平等問題のバトル、
言いたい放題の 野坂昭如 。
本番中とは思えない感情むきだしのまんまの出演者・・

いやはや。
それでも見ている側が不快にならなかったのは、なんでなんだろう・・って。

野坂 昭如: 「あんたが出てきてから世の中おかしくなった」
田嶋せんせ: 「ちがうのよ、ちょうど今世の中の膿が出てきている時期なのよ」
野坂 昭如: 「じゃ、あんたは膿か」

そんな会話をしている方も聞いている方も、どこか笑いながらできた時代は
今よりもゆとりがあったんだろうなぁ・・なんて思ってたら、父からメールが。

「昔の会話はウイットがあったから掴み合いになることはなかった。今はゆとりが無くなった」

あら、似たようなこと考えてた 

最近、ウイットってことば、聞かなくなったような。
破天荒な人っていうのも、だんだん減ってきたような。

正直な気持ちを語る人は、辛辣な言葉を言っていても快感さえ感じるのは私だけかしらん




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第10回日本蘭亭会 東京展のご案内

2009-07-08 | 書展・展覧会情報


日本蘭亭会は 3月8日のブログ にもご登場されている 
石川芳雲先生 が会長をされている会。

パンフレットには「会派を越えて、書を愛する人々との交流と書の繁栄を目的に
平成12年に中国と日本の友好と書法の繁栄を願う交流母体として発足」とある。

これまでは中国各地、台湾での交流展開催だったけれど、今年は10回記念展で
日本での開催に。


実は私も・・恐れ多くも石川先生にお声をかけて頂き、出品させて頂いてます。

会派を越えて・・とあるけれど、場違いのような自分の作品を観に行くのは
少々緊張ものです。。

お近くにお越しの折には、ご高覧頂ければ幸いです 
18日お昼頃~4時半頃迄は会場にいる予定です。
もしやこの人?と思われたら、お声をかけてやってくださいね~



会期:7月18日(土)~20日(祝) 9:00~17:00(最終日は14:30まで)
会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館






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七夕に願うこと

2009-07-07 | つれづれ
                          (半紙1/2)



濯枝雨 (たくしう) 雨が木の枝を洗い流す。
絵は、前回の絵手紙教室で、Uさんが描いて来られた蛙さんを真似して。
文字はちょっと軽過ぎ・・


今日は七夕、と言っても、子供の頃作った笹の葉飾りも願い事の札もないけれど。

大人になると、願い事がなくなるわけではないのに作らないですね・・
気づいたら今日、あ、七夕だって。

叶う、叶わないを現実的に考えたら、願い事することを忘れちゃうのかな。

その先のことを考えないで、いくつになっても、日々の生活の中でもっと素直に単純に
願い事をもって暮らしたいなぁ・・なんて、ふと。

前に書いた「三省」・・一日に三つ反省すること、も大事にしたいけど
「一願」ってのも、なんだか元気の素になるような。

願うってことは、次へつながるってことで、前向きなような気がするから。


さしづめ・・今日の願い事は・・
それはそれぞれの心に描きませうってことで。。




別枠で、今日から始まるひびのこづえさんの展覧会をご紹介します ↓

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ひびのこづえ展 ~2009 キラキラの夏

2009-07-07 | 書展・展覧会情報



大好きなひびのこづえさんの展覧会が、西麻布のギャラリー MITATEで
今日7日から19日(日)まで開催ちゅ~ 

初めてのアクセサリーのほか、日傘にみずうちわ(ん?どんなの?)
涼しげなオリジナルバッグ、ハンカチも!

HPは→こちらから



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素直な心の流れを

2009-07-06 | つれづれ
                         「流」 (部分)



見返りを期待する生き方だけはしたくない・・

ごく自然な心のままに
相手を思い
素直な感情の中で行動がしたいなぁ 

動物と人間
人間と植物
そして人間と人間

お互いが 与えるのではなく
受け取るものの重さに感謝できる

それがごく自然な心であるような
そんな生き方がしたいなぁ

そんな素直な心の流れを見つけられたら
それだけでしあわせのような気がする

それには・・まずはもっと捨てなきゃなぁ
私はまだまだ あれもこれも 余計なものが多すぎるう・・







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畑の風はいと気持ちよし

2009-07-05 | 植物・畑・公園
                          (半紙)



「風洗蒸」

風が蒸し暑さを拭ってくれる。

暑い日ほど、風のありがたさを感じちゃいますよね。
今はまだ真夏の暑さではないけど。

室内の植物も、時々風を感じさせてあげる方がいいらしいです。
風の波動が、植物に生きる力を与えるとか。

人も同じかもね。
風や太陽や雨や・・自然からの波動をもらいつつ
みんな生きてるってことですかね



昨日は父が岩盤浴に行ってみたいというので、母も一緒に近くの温泉へ。
なのに、父は10分が限界で一人先にギブアップ。
確かにいつもより入った時から「暑い」より「熱い」って感じだったけど

それでもまぁのんびり過ごし、美味しい穴場の炭火焼きハンバーグ屋さんで
お腹も満足して、帰りに畑に寄ってみる。

日に日に茂り、昨日は枝豆を収穫。
背丈も低く、たわわな実りでもないけれど味はよろし

温泉帰りの、畑の風はいと気持ちよか~



 紫芋・枝豆・紫蘇・南瓜・芽キャベツ(茎にワラワラついてるのが実)



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「きっかけ」のカード持ってます?

2009-07-04 | 山頭火・放哉・良寛
                          (半紙)



晴れて風ふくふかれつつ行く  by 山頭火



朝起きたら 久々のお天気 

お天道様は やっぱり元気にしてくれる
続いた雨で茂った緑たちも 気持ち良さそう 

朝から溜まってた洗濯物も一気に片付けて
何やらあれこれ動けそうな

太陽はきっかけをくれるね 


晴れて風ふくふかれつつ行く・・
微笑みながらそんな気持ちになれたり

わたしは結構 単純だから
ちょっとしたきっかけで 曇り空から抜け出せたりする

自分でその「きっかけ」のカード 何枚か持っていたいものですね

わたしにとって 音楽はおっきなきっかけのひとつ。

・・ってことで、今日の「きっかけ」の1曲は、声の魔術師と呼ばれる
Bobby Mcferrin と Richard Bona のライブでの声による即興曲。

Bobby Mcferrinの声はいつ聴いても・・・鳥肌ものです。。
Richard Bonaとの掛け合いも最高! 






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