心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

日本蘭亭会 東京展へ

2009-07-20 | 書展・展覧会情報
                    真ん中は石川芳雲先生の作品

             

今日まで開催中だった蘭亭会東京展に、恐れ多くも初めて出品させて頂き。。

そんなに広くはない会場には、伝統的な書、抽象、調和体、刻字、書画・・と
会派を越えた色々な作品がびっしり、日本から294点、中国、香港から42点が並び。

初日には夕方から懇親会もあることもあり、会場はにぎやか。
母が尊敬する美術評論家の 小野寺啓治氏 のお顔も。


自分の作品は、やっぱり穴があったら入りたいような気持ちで通り過ぎるなり。。
「天地為我爐 萬物一何小」 孫楚の詩。


     (2×6尺 連)

意味は・・
天地は我が炉たり 天地は私にとっては全てを熔かす炉であるから
万物は何ぞ少なる それに投げ込む万物は何と小さな物であることよ

力強く、スケール大きく書いてみたかったのだけど。

書道会から距離を置くと自由の身ではあるけれど、余程貪欲に真摯に書と向き合わねば、
独りよがりで中途半端なことになるなぁとつくづく 

自分は何がしたいのか、書とどれ程に向き合おうという思いなのか・・と自問自答。
怠け者ゆえ、何か目標を明確に追い込まねば・・とか・・

諸先輩の方々の作品をじっくり拝見し、反省しきり。

会場で母と合流し、夕方からは懇親会に参加。
石川先生のお人柄を感じる温かいスピーチに、会場も和やかな雰囲気。

 
↑スピーチされる石川先生 その手前は小野寺氏

会食が終わる頃、主催、後援の各会社より、大抽選会があり。
いつもくじ運のない私は、どうせ当たらないだろうなぁ・・と思いつつ司会の女性が、
○○賞は・・と言われるたびに、自分の名前が呼ばれることを想像したりして。

とうとう最後の賞、しかも硯! 
あ・・ん、やっぱり当たらないね・・と諦めて、デザートを頂くことに集中していたら
遠くで名前が呼ばれたような・・。
・・んな、わけないね、と、またデザートを口に。。
あれれ? 名前呼ばれてる・・!

おほほほほ~。 最後の最後で当たっちゃいました~! 
歙州硯 ( きゅうじゅうけん )木箱付 (13cm×20cm)




受け取った時、なんか軽いな・・と思いつつ、テーブルお隣の方より写真に撮りたいから
見せて~とのご要望に、早速開けてみると、あれれ?中身は桐箱に入った便箋10組。

硯って言ってたわよね?と周りの方も、興奮ぎみ。
ま、いっか、こんなもんさと諦めて、同じテーブルの方にお裾分けしてたら
ちょうど私のお隣のテーブルにいらした、いつもお世話になっている書道用品屋さんの
Iさんが聞きつけて奔走して下さり。

やった~! 
間違えたそうです!と言って、無事、硯を頂きました。

でもって、配った便箋は、あ・・・いいです、どうぞってことで残りの分だけお返しし。

なんだかうれしい一日となりました 

ということで、蘭亭会東京展の作品は別枠(↓)で、ご紹介しますのでご覧下さいませ~。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘭亭会東京展 作品陳列室

2009-07-20 | 書展・展覧会情報
                      真ん中は宮山一琴先生




左:中原茅秋氏 右:飯高和子氏



城所湖舟氏



野頭荘雲氏



関口虚想氏



左から佐々木鐵仙氏 阿部竹翠氏 梅津鳴上氏



右から2番目の甲骨文は、篆刻家の張大順氏






右は渡部大語氏



「洗心」は故小川瓦木氏 「悦」は故長島南龍氏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする