心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

増田茅山遺墨展へ  at 小田原福泉寺

2010-05-09 | 書展・展覧会情報
                        「圓と珠」120×120
 
昨日は朝9時出発で、今日まで小田原の福泉寺で開催中の、
書の華 禅堂に満つ「増田茅山遺墨 圓珠展」へ。

茅山先生とは、同じ書の会でご一緒させて頂いていて、展覧会の展示の際に
お目にかかることはありましたが、ほとんどお話を伺う機会もなかったのですが。

曹洞宗のお寺のご住職でいらしたことは存じ上げていましたが
作品を拝見するに、いわゆるお坊さんの書というのとは違う世界でした。

なんと言うか・・さっぱりとしていて、迷いなく潔く、温かくユーモアもあり。

高橋竹邨、水越茅村、宇野雪村に師事されたとのことで、
作品にはなんとなくそれぞれの先生の雰囲気もあり、
観る側はそれを見つける楽しさもあったようで。


全部で50数点、境内のあちこちにも茅山先生の文字が。
写真撮影はご了承頂いているので一部、ご紹介させて頂きます。ごゆるりと。

(↓)入口



「作品1974」 ネオカラー


「男(DAN)」


「楽」






「無心」








絶筆となった与謝蕪村の句「父母のことのみおもふ秋のくれ」



昨日は石井抱旦先生のギャラリートークもあり、本堂は超満員に。写真は茅山先生のご長男。



境内の文字あれこれ。



絵馬をかけるところに書かれていた「大満願絵馬樹」


ひとつの書体、書風ではなく、それぞれのことばの意味をイメージされた文字には
遊び心や説得力があり、茅山先生の思いを感じました。

会場では、久々に懐かしい先生方にもお目にかかり、話に花が咲いて帰宅は夜に・・。
刺激感激いっぱいの楽しい一日でした 

お近くの方は、ぜひお出かけくださいませ~ 

コメント (4)
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