心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

魚だって話せばわかる

2007-11-29 | つれづれ



就職して2年目、初めて自分の働いたお金で海外旅行に行った。
パッケージツアーで、行き先は7000以上の島からなるフィリピンの中の、
シコゴン島という小さな島。

ツアーと言っても、同じ位の年齢の女性ペア組が3組と私の7人。
確かバイクで回っても30分位の島には、豪華なホテルなんてもちろんなくて、
シンプルなコテージがあるだけ。

海は見たこともないようなエメラルドグリーンで、格別の美しさ。
あまりの美しさに、到着してすぐに水着に着替え、飛び込んだ。

しばらく泳いで遠浅の海岸を歩いていたら、現地の子供たちが私を指差して
何やら笑いながらジェスチャーしてる。。
「ん?」と思って胸のあたりを見てみると、水着の肩紐がとれてあらわな姿に・・
「あっ」

でもそれがきっかけで?子供たちと仲良しになり、学校に招かれ一緒に歌を歌い、
誰かの家にも招かれ、お父さんが獲ってきたばかりの生魚を、塩をふっただけで
頂き(実は私は魚はかなり苦手で、その後お腹をこわしたけど)、翌日には
子供たちとまた海に潜り・・・。 ほとんど現地の人たちと過ごしていた。

潜ったのは小学生以来で、しかも透き通る海、魚が目の前を泳ぐ姿を見るのは
初めてだったから、単純な私はずっとここに住みたいなんて思うほど刺激的だった。

魚は人が見えると逃げると思っていたのに、すぐ近くまで寄ってきた。
魚と人が共存しているからなのかな。。

信じられないことに、黄色いグローブの私の指先に、黄色い魚が寄ってきて、
左右に指を振ると、魚が左右に首?頭?をかしげた。
ほんとです、ほんと。

わぁ・・魚も話せばわかるのかも・・って思った。

どうせ話しても通じないって思ってたら、本当に通じないのかも。
相手が誰であれ先入観なく、思い込みもなく向き合えたら
意外と通じるのかも・・ね。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする