今日も片倉城跡公園近辺のお散歩です。
ご近所の墓地にあるユズリハの花が咲きました。ユズリハはユズリハ科・属の常緑高木で自生もあるようですがこれは植栽です。花期は5~6月で果実は10~12月に藍黒色に熟します。雌雄異株で有毒植物。新葉が展開してから旧葉が落ちるため新旧を譲るとした名前。新芽が伸びる前に総状花序をだし、萼片も花弁もない小さな花を咲かせる。写真は雄花で左方の紫褐色のものは蕾の葯、雄花には6~12個の雄蕊がある。面白い花ですね。
雄花
その左上の雄蕊を拡大:雄蕊が10個?あるようです。
すぐ傍にニガナが沢山咲いていました。
街中の舗装道路に隙間にオルレアが咲いていました。オルレアはヨウーロッパ原産の帰化植物でセリ科オルレア属の1年草。どこかから逸出したものでしょう。
これも舗装道路の隙間に咲いていた花でマメグンバイナズナです。マメグンバイナズナ(豆軍配薺)はアブラナ科マメグンバイナズナ属の越年草でアメリカ原産の帰化植物。花期は5~6月。果実は扁平な軍配状の円形であるところがナズナと異なります。
マメグンバイナズナの果実の拡大
片倉城跡公園ではオヤブジラミ(雄薮虱)があちこちで咲いています。オヤブジラミはセリ科ヤブジラミ属の越年草で花期は5~7月。日本全土に生える雑草です。
昆虫のオトシブミの揺籃が沢山出来ていました。これが落ちるといわゆるオトシブミ(落し文)になります。
モミジイチゴに多くの虫こぶが出来ていました。これはフシダニの1種が作る虫こぶでキイチゴハケフシといいます。
ホウチャクソウが沢山咲いていましたが、下方からも撮影してみました。
アマドコロも咲いています。
体長6mmぐらいのごく小さな蛾でハマキガ科ヒメハマキガ亜科のエゾシタジロヒメハマキが飛んでいました。小さいのでピンボケになりましたがご容赦ください。
ハルジオンに吸蜜する小さな甲虫のコアオハナムグリもいました。
面白い昆虫でヨツモンマメノコハムシもいました。ハムシ科の昆虫の1種でサツマイモなどの害虫として有名です。他にもヒルガオ科の植物を食します。日本には琉球列島にいたのが日本全土に広まりつつあります。
マユミの雌株があり花が咲いていました。
雌花に吸蜜するホタルハムシかと思われる甲虫です。
以上