6月22日。今日は絹の道~中山地区をお散歩です。
絹の道では
暗い林下でコクラン(黒蘭:ラン科クモキリソウ属の多年草。花期は6~7月)が一株だけ何とか咲いていました。まだ早いかと思っていたのですが、大部分の株は花序の先が無くなっていました。花が終わって落ちたのでしょうか?でも一株でも咲いていたのはラッキーでした。
花序の先が無くなっている株
コクランの花
すぐ傍でオオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭:ユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草)が咲いていました。
竹藪の傍でキヌガサタケ(衣笠茸:スッポンタケ科の茸でその姿からキノコの女王といわれる)の残骸がありました。何日か前に来ていれば美しい姿が見られたのに残念です。でも、昨年は上柚木公園で7月6日に見ているので、これから見る機会もあるでしょう。
芝地でコケリンドウ(苔竜胆:リンドウ科の越年草)がまだ咲いていました。
絹の道で出会った昆虫は
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の雄:雄は今年の初見です。まだ、スミレに産卵された卵や幼虫もまだ見ていません。
アカタテハ(赤立翅)
アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑):南方系の蝶で春型の終盤なのでしょう、翅がボロボロです。
ノコギリカミキリ(鋸髪切・鋸天牛):25~45mmある大型のカミキリで触角が鋸の歯のようにギザギザになっているのが特徴。
中山地区に入ると
アキノタムラソウ(秋の田村草)が咲いていました。シソ科の多年草で、名前に秋が付いていますが花木が長く普通7月頃から11月頃まで咲いています。
ここでも芝地にヒメヤブラン(姫藪蘭)が咲いていました。
草刈りから逃れたキンゴジカ(金午時花)がありました。アオイ科の1年草~多年草で午後に花が咲くから名付けられた。この写真は午後二時半ごろに撮影したので咲いているはずなのですが、皆まだ半開きです。普通花期が7~10月といわれるのでまだ早いせいなのかな?
すぐ傍でハゼラン(爆蘭:ハゼラン科の多年草)が咲いていました。花は午後2~3時間しか開かないので撮影できたのは良かった。丸い蕾から花火が爆ぜるように咲くから名付けられた。
道端には羊歯の1種カニクサ(蟹草)が蔓を伸ばしていました。
湿地の道端にこんな植物がありました。シダ植物の1種クラマゴケに似ていますが名前は分かりません。もしかしたらヤマクラマゴケ?
ご参考:クラマゴケ(鞍馬苔)
中山地区で出会った蛾
アゲハモドキ(揚羽擬:アゲハモドキ科の蛾):毒を持つジャコウアゲハに擬態しているといわれます。
ご参考:ジャコウアゲハ(麝香揚羽)
あと、撮影はかないませんでしたがマダラガ科のホタルガ(蛍蛾)も飛んでいました。
帰り道の公園に植栽されているユリノキとモミジバフウに果実が出来ていました。
ユリノキ(モクレン科の落葉高木)の果実
モミジバフウ(紅葉葉楓:マンサク科の落葉高木)の果実
以上