6月1日。今日は京王堀之内駅と長池公園をせせらぎ緑道を経由して往復しました。
まず、せせらぎ緑道の始点にミクリとフトイが咲いていました。
ミクリ(実栗):ミクリ科・属の単子葉植物で多年生の抽水植物。別名ヤガラ。地下茎を伸ばして株を増やし、茎を直立させ頭状花序を形成する。雌雄同株で花序の上部に黄色い雄花、下部に白い雌花が付く。果実がイガグリに似ているためミクリ(実栗)の名が付いた。
ミクリ
ミクリの雄花
ミクリの雌花(白いイガイガ)と雄花の蕾
ミクリの若い果実
フトイ(太藺):名前は「太い藺草」の意味。しかし、イグサ科ではなくカヤツリグサ科フトイ属の多年草でこの水路では高さ2mぐらいになりいっぱいに茂っている。花序枝には1~3個の小穂が付き、柱頭はほとんど2岐する。
長池公園では
築池周辺にはニワゼキショウとその仲間が沢山咲き乱れています。
ニワゼキショウ:この色で分かります。
ルリニワゼキショウ:花の形で分かります。
ニワゼキショウとルリニワゼキショウはすぐ区別できますが、問題は白色のニワゼキショウとオオニワゼキショウです。
ニワゼキショウは高さが10~20cmぐらいで花径は1.5cmぐらい。一方、オオニワゼキショウは高さ20~30cmぐらいで花径は1cmぐらい。すなわちオオニワゼキショウは背は高いが花は小さい。これが現地では見分けにくい。この写真はまとまって咲いていたものを撮影したのですが、薄い青色をしているのでオオニワゼキショウではないかと思いますがどちらかはっきり区別できません。もっと詳しく調べておけばよかった。
あちこちでサラサウツギが満開です。サラサウツギ(更紗空木)はアジサイ科ウツギ属の落葉低木でウツギの園芸品種。花は外側だけが濃い桃色で他は白色。
ウメモドキも咲いていました。ウメモドキ(梅擬)はモチノキ科・属の落葉低木で赤い果実が美しく庭園樹としてよく使われる。雌雄異株でこれは雌株。
木陰にイチヤクソウが咲いていました。イチヤクソウ科・属の常緑多年草。薬草として利用される。
完全に開花したサイハイランがありましたので、花の構造が分かるよう名前を付けて見ました。
途中で見つけたルリシジミ
自然館前のゴマギの葉に付いていた虫。ババシロアシマルハバチ(目ハバチ科の蜂)の幼虫だという(長池公園のHPご参照)。白い蝋状の毛のようなものが付いている面白い毛虫。蛾の仲間アゲハモドキの幼虫もこのような様子をしていますが腹足の数が異なる。
以上