湯殿川沿いでは
水田で田植えが始まり、水を張った水田でカルガモが食事をしていました。
川沿いの垣根に絡んだ数少ないウマノスズクサに沢山のジャコウアゲハの幼虫が付いておりウマノスズクサは花が咲く前に無くなりそうです。ジャコウアゲハの蛹(お菊虫)が一つ出来ていました。
川沿いに咲いていた花は
アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊):キク科の多年草でヨーロッパ原産の帰化植物。繁殖力が強く棘が強いので駆除し難くてあちこちで蔓延っています。
アレチハナガサ(荒地花笠):クマツヅラ科の多年草でこの川沿いには沢山生えており、花期が長く春から秋まで咲いているように思います。
イヌドクサ(犬木賊):トクサ科のシダ植物で今が盛りの様で土手に沢山生えています。
タケニグサ(竹似草):ケシ科の多年草で名前は茎が竹に似ているから。花に花弁がなく萼片も開花と同時に落ち、雄蕊は多数ある。荒れ地や道端に多い。
ナワシロイチゴ(苗代苺)の果実が沢山出来ていました。
畑地ではハルタデとハキダメギクが満開です。
ハルタデ(春蓼):タデ科の1年草で畑地などに多い。蓼の仲間ではハルタデだけがその名の通り春から咲く。
ハキダメギク(掃き溜め菊):キク科の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。
早くもヒマワリが咲いていました。
キキョウソウ(桔梗草:キキョウ科の1年草で北アメリカ原産の帰化植物)は終盤です。
ツユクサ(露草)も咲き始めていました。ツユクサ科の1年草で綺麗な花です。花の構造もつけておきました。
ヒメザゼンソウがまだ咲いており果実と共に撮影できました。
花の構造:雄蕊が4個あり、その中心部に雌蕊がある。その基部に紫色の花被片が4枚付いており、あわせて1個の花となる。2枚目の写真は別個体ですが雄蕊が伸びて花粉が出ているのが分かります。
果実の拡大:果実を見る方が1個の花が分かりやすいので添付しました。
帰りがけに人家の庭木でギンバイカ(銀梅花)が咲いていました。フトモモ科の常緑低木で地中海沿岸の原産。花が梅の花に似ているから。
以上