八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2022年 小山内裏公園:コヤブタバコ(小藪煙草)、タマアジサイ(玉紫陽花)等

2022-08-28 11:17:50 | 

8月27日。小山内裏公園へ散歩するのに、いつもは「絹の道」経由で行くのですが、初めて「尾根緑道」経由で歩いてきました。広い道で所々にベンチなどあり歩きよい道ですが、ちょうど草刈りの最中で花はあまり咲いていませんでした。

トウコマツナギ(唐駒繋、別名:キダチコマツナギ)が咲いていました。尾根緑道からすぐわきにあるため草刈りから逃れたのでしょう。中国原産でマメ科コマツナギ属の落葉小低木です。在来種のコマツナギが高さ40~90cmなのに比べ、こちらは高さ40~250に達する。

小山内裏公園の鮎道に入ると

あちこちにヒヨドリグサやオトコエシが咲いています。また、鮎道一面にコヤブタバコが咲き、数は少ないがヤブタバコがあって蕾を持っていました。

オトコエシ

コヤブタバコ(小薮煙草):キク科ヤブタバコ属の越年草で山野の林縁等に生え花期は7~9月。枝先に1個付く頭花は直径10~15mmぐらいで多数の苞葉が付き長い苞葉は40~50mmになる。なお、よく似た名前のヤブタバコがありますがヤブタバコの頭花は5mm前後とコヤブタバコの頭花より小さく名前が逆のような感じがします。

 

ご参考:ヤブタバコ

ヌスビトハギ(盗人萩)も咲いていました。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で花期は7~9月。名前は果実を包む鞘が盗人の足跡に似ているからというのですが。

 

ご参考:ヌスビトハギの果実

この他園内にはコバノカモメヅル、タカサゴユリやタマアジサイが咲き、野草園にはホソバシュロソウが咲いていました。

コバノカモメヅル

タカサゴユリ(高砂百合):台湾原産の帰化植物で実生から1年目に開花する。

タマアジサイ(玉紫陽花):アジサイ科・属の落葉低木で蕾が球形であることから名付けられた。沢沿いや湿った林縁などに生育する。ここではカタクリの育成地にありました。

ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草):シュロソウの変種で葉がシュロソウより細いそうですが区別は難しい。

ホソバシュロソウの葉

大田切池にコシアキトンボの雄がいました。今年初めて見たもので懐かしいトンボです。

なお、小山内裏公園へ行く前に先般見たタンキリマメの花がはっきり咲いているのを撮影していないので再度訪れました。

 

葉も3個の小葉がはっきり別れず、相変わらずくっ付いているものが多かった。

すぐ側にあった咲き始めたクズとアオツヅラフジの果実です。

  

以上

コメント (1)
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