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健康100話(184):亀の箸置き

2013年07月28日 09時30分48秒 | 食・レシピ

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この写真の亀さんの「箸置き」は、石垣島で買ってきた物。

小浜島のばぁちゃん達は、食事の際に「鶴は千年亀は万年、長生きしたけりゃツルツル飲まずにゆっくり噛め噛め!」と合掌してから食べるそうです。

飲食の際、噛むという行為は胃の働きを助ける意味もありますが、「素材の味を認識する!」という大切な作業をする行為。

昨日、冷やし中華の具に、フルーツが乗っているものがあったり(酢醤油のタレにマンゴー、メロン、キュウイなど乗っけて美味しいと思いますか?)、あるラーメン屋さんでは、「背脂倍、マヨネーズ倍!、科学調味料(今はうまみ調味料と名前を変えてます)倍とか、「超濃厚」のお店がテレビで紹介されてました。

これでは、「味覚」が育たない!。

そして、個人の味覚の問題だけなら、まだマシですが、噛まずに食べる「早食い」や味のコクを追及した「濃厚」味に慣れてしまうと、人格に大きな影響が出てしまうのです!。



・濃厚は危険

高カロリーだとか、栄養学の話ではありません。
勿論それらも大変重要ですが、ラーメンのスープはもともと「濃い」ものなのに、そこに科学調味料やマヨネーズ、背脂を大量に乗せて食べると素材の味が判らなくなります。

素材の味が判らないという事は???。

実は人間の良性(理屈で良い悪いではなく、人間として瞬時に良い悪いを判断する能力)は、毎日の食事から学んでいます!。

この食べ合わせは良い、この食べ合わせは悪いという事を、食卓で学ぶ事によって、幼い時に「身体で学んでいく」のです。
親に「そんな食べ方をしてはいけません!」と、親に注意をされ、親から子へと「伝承」されていくのが良性なのです。

ところが、今はレトルト食品、冷凍食品、飲み物はジュースを親が平気で出す時代。

そのような環境で育った子供が親になると、良い悪いが判らない為に社会の秩序が乱れます。

食事とは、自分の味覚、食欲、胃袋の拡張感を満足させれば良いものではありません!。


学びの場なのです!。

ラーメンスープにマヨネーズを大量に乗せて食べる行為が、実は知らず知らずのうちに、いろいろな能力を奪ってしまうのです。

最近、幼稚な迷惑行為が多いのも、食の乱れが関連している事を感じます。

外食産業は、「ウケ狙い」「流行れば良い」という個人や企業の思惑だけで無く、日本人の精神性や大切な身体能力に大きく関わる仕事をしている自覚を持って頂きたいです!。



・ゆっくり噛む

日本人は「ひぃ、ふぅ、みぃ」と45回数えてから飲み込めと言われます。
日本人の食事は素材の味を楽しむ内容は多いので、噛む事で食事を楽しむようになっています。

米の甘み、出汁のうまみ、など、季節に合わせた「風味」は噛まなければ感じる事ができません。

そのような繊細な感覚が失われてしまいます。

日本の祭事は、そのような繊細さが詰まった行事が多いですよね!。
繊細な事を理解する能力は、言い換えれば「神の意思」を理解する能力でもあります。

全てのおこない、想いはつながっている!。


自分のおこない1つが、どれだけ社会に影響を与えるのかを理解できない大人が多いのも、食卓環境や毎日の食事が大きく関連しているのです。

(電車やバスの中で、平気で携帯使ったりねぇ~!)

私も噛まずに食べる癖があるので、それを正す意味で買ってきたのがこの亀さんでした!。

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