チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 領土問題に解決策はあるのか:チャンネル桜・瓦版、習近平体制の強化と周辺国への投資

2015-03-28 18:30:02 | 尖閣諸島

        <命題:  領土問題に解決策はあるのか>

 1)        領土問題は各国それぞれ固有の事情があります。たとへば、a)日本:北方領土、尖閣諸島、竹島、b)中国:香港、マカオ、台湾, c)イギリス:フオークランド諸島, d)ロシア:ウクライナ、 etc

2)        しかしいずれも自然発生的なもの(歴史的事実)と、人為的なもの(戦争、経済などの力、民意、国際法などの法律)に大別されると思います。

3)        したがってその解決策も、上記2)の分類に従うのが最も妥当な方法ではないでしょうか

4)  たとへば北方領土は、日本が敗戦により旧ソ連に奪われたものであるから、平和条約の締結により、あるいは経済力を背景に現ロシアとの交渉で、人為的に解決するしか方法はないと思います。

5)  アメリカなどは、民意(自然発生的でなく人為的)といってもそもそも原住民(インディアン)を無視して空白の大陸に欧州人が移民して作った国との理論によればこれは自然に人為的に発生した領土(独立宣言)とみてよいと思います。

6)  ここで厄介なのは、人為的な問題は人為的に解決するべきと言ってもその根拠となるものは人為的な産物である法律です。(この場合は国際法)。法にはそれを強制する力が伴います。当事者がこの法による支配に従わねば力による強制が必要になります。(国際的にも、国内的にも、あるいは二国間であっても)。

  しかし、当事者が、一方でも国際社会から疎外され、あるいは      それを無視していれば、共通となる”法”と言う人類の作った最もスタンダードな基準は失われこの話はこれ以上一歩も進みません、したがってイスラム国に対する国際社会による制裁・空爆などは全く根拠のない、いはば野良犬同士の噛み合いとしか言いようがないのではと思います。

7)        結論としては;

a)尖閣、竹島のごとく歴史が絡むものは、いまさら歴史を逆転することはできないので、実効支配の現実を積み上げるか,かせい百年を待つ心境で静観する。

b)北方領土については、人為的手段に耐えられるように国力を付ける。(さりとて武力と言うわけにはいかないだろうから現在最も一般的な力である経済力で交渉する.(北朝鮮の拉致事件についても全く同様)

c)したがって、時を戻せぬ以上唯一の実利的解決策は、いかなる形にせよ”力”によるしかない。

(ソフトであれハードであれ)

8) 終わりに一言

この様なことに思いを馳せたのは、最近の香港、一国二制度の報道に接したためです。私の理解によれば、香港島は1842年の阿片戦争の結果南京条約で、対岸の3.75平方マイルの九竜市は1860年のアロー号事件で清国が英国に割譲した英国の領土であり、その他の九竜半島、新開地は1898年7月Ⅰ日の99ヵ年租借条件で英国の植民地となった租借地です。(ポルトガル領のマカオもしかり。)

このように本来、割譲した領土と、租借地である植民地が同列に扱われていることは、又その違いを正当に主張できなかったことは、正に英国と中国(中華民国)の往時と現在の力(軍事力・政治力・経済力)の変遷を裏付けているとしか考えられない。

 


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