チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 日本の対米属国化:チャンネル桜・瓦版、AIIB(アジアインフラ投資銀行)どころではない中国経済の惨状

2015-05-30 21:20:12 | 尖閣諸島

          <日本の対米属国化>

 世界はバランス・オブ・パワー(勢力均衡)を目指すシステムとしてしか構成されえないものなのだ。

 アメリカはこれまでも(世界警察ではなく)自国の覇権を守り広げる方向で軍事行動を展開してきた…。

 問題は、日米関係にあって、アライアンス(同盟)と呼ぶ誇大表現がまかり通っているものの、アメリカが「自国の犠牲において日本の防衛のために行動する。」保証が1つもないことだ…。

 たしかに、アメリカは中国が東シナ海および南シナ海で勢力を拡大するのを警戒している。

 しかし米中は、一つに、すでに抜き差しならぬ経済的依存関係に入っているし、二つに、それぞれスーパーパワーとして互いに妥協しつつ「世界支配。」に乗り出すという可能性が大いにある…。

 尖閣を例にとっても、アメリカは「日本の施政権を認め、その施政権に大幅な変更を加えるような(中国の)振る舞いには反対する。」と公言してはいる。

 だが、アメリカは「尖閣の領土権は日本に属する。」とは認めてはいない。

 それすなわち「日本の対尖閣施政権は、長期的に安定したものではなかった。」といっているに等しい。

 だから、東アジアの情勢がどう展開するかによって、アメリカの尖閣問題に対する処し方も動揺する可能性があるのだ。

 どだい「他国の軍隊を自国のための(侵略)抑止に使う。」というのは狂った防衛論である…。

 抑止力はまずもって自国で強化すべきものであって、集団安全保障はそれを補強するという第2次的な意味しか持ちえない。

 したがって、いくら『同盟』を気取ってみても、抑止力を提供した国(アメリカ)が当該の集団のキャプテン(総帥)となり、その抑止力に依存する国(日本)はプロテクトレート(保護領)に近いものになる。

 

 

 


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