脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

それでも・・・

2015-08-23 21:56:27 | 私の思い 3
同じ組()の方が亡くなられた。
ご主人に続き、わずか半年。
80代後半だったが
とてもお元気そうだったのに。
ご主人が亡くなられてからは
車で1時間半ほどの距離に住んでおられた
長男ご夫婦が交代で面倒を見ておられた。
そのご長男が「どれだけやっても、後悔はのこる」と言われた。
何を見ても
何を聞いても
すべてが夫の時と重なり
涙があふれる。


姪の入院以来、
上の子の面倒を見ながら
車で1時間かかる病院へ通う姉を少しでも助けたくて
お盆前はバタバタの日々だった。

お盆の準備はほとんどできなかった。
でも例年通り
義姉家族や、義弟、夫の友人、従弟たちが来てくださり
にぎやかだった。
姪たちもお参りに来てくれた。
夫の命日前日には
どなたか(今もわからない)が
お墓に参ってくださった形跡があった。
いまも
夫がたくさんのひとの心の中で生き続けていることを
とてもうれしく思う。


わたしにとって
夫は「過去」のひとではない。
いまもなお
ともに生きる大切な人だ。

ただ
やはり
現実に
苦しいとき
哀しいとき
そばにいてほしいと思う。
夫だったら
こんなとき
どうしただろうか、といつも思う。
私一人では
重すぎる荷を負いながら
それでも
夫がしたように
がんばることができるのだろうか。

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