脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

おばさん

2021-01-08 18:25:58 | 日記 2
久しぶりにおばさんに出会った。
といっても、本当の「おば」ではない。
関係はよくわからないが
夫の遠縁にあたる。
でも、私たちの仲人をしてくださったおじさんの関係で
おじさんの家で何かあるたびに出会っていた。
おじさんの家では夫が病気になる前後に不幸が続き
よくお手伝いに行っていた。
おばさんとであう機会も多く
おばさんは夫の名前を呼んではかわいがってくださった。

おばさんのご主人は若いときに病気にたおれ
おばさんが働いて家計を支えながら 介護をされた。
今のような制度のない時代だ。
40代でご主人を看取り
子どもたちも育て上げた。

今、80代のおばさんはわたしのことを
「まりちゃん」とよばれる。
ほんとうは「ま〇〇」で
義姉たちがわたしのことを
「まーちゃん」と呼ばれるのを聞いて
誤ってインプットされたようだが
わたしはあえて訂正はしない。

夫のことを
今もなつかしがって
たくさん話してくださる
このおばさんが
わたしは大好きだ。

夫が遺してくれた
たくさんの人間関係の中で
いまも癒されている