脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

娘のために・・・

2014-12-05 10:49:48 | 私の思い 3
熱と咳が治まらない娘に付き合って
今週はお仕事全休。
合間に年賀状のリストを作り直した。
夫の友人で、今も気にかけてくださる数人の方や
親戚もうんと数を少なくして
増えたのは私の友人関係や職場関係。
結局、娘と合わせて100枚ほど。
宛名だけは手書きしたいと思っているが
できるだろうか・・・?



いつもお墓を見張り台にしている猿。
前にあるのは、夫が亡くなった年に実を付けた柿の木だが
去年も今年もひとつも実がつかなかった。





寒くなって
恒例の
ファンヒーターにくっついて丸くなる老猫。






クロスしてくるんと丸まった前足がかわいくて
撮った一枚。





娘とこんなに長い時間一緒に過ごすのは
娘の手術以来。
同時に発覚した夫の病気で
半分は「心ここにあらず」だったけれど
それでも
精一杯踏ん張っていたなあ・・・と思う。
あのころ
あんなに頑張れたのは
夫がいたから・・・だと思う。


娘がいるので
毎日、三度の食事もきちんと作る。
これも
夫の闘病時以来のこと。
毎日、
栄養バランスを考えて
夫の好物をせっせと作った。
夫が喜んで食べてくれることが
わたしの喜びだった。



今は
喜びもないし
がんばる力もないけれど
娘のために
精一杯明るくしているのは
あの、東京での日々とおんなじ・・・


でも、違うのは
あのころは
はやく東京の病院を退院して
夫のもとへ行きたいと願ったけれど
そして
夫とともに過ごしていたころは
その日々が長く続くことを願っていたけれど
今は
夫のいない日々が続くことは
恐怖ですらある・・・