脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

さまざまな感情

2013-05-06 22:05:00 | 日記 3
連休後半が終わった。
3日から今日まで、三泊四日で
義姉家族が滞在してみえたので
今夜は久しぶりに静かな夜。

夫が元気で、
叔父・叔母たちも元気だった頃、
連休とお盆は
毎年、20人以上が集まってにぎやかだった。

集まれば、
皆で大宴会で
大量のアルコール飲料と
料理が消費された。

忙しくて大変だったけれど、
メニューを考えたり、
叔母たちの昔話を聞くことは
とても楽しかった。

メニューが思い出せなくなって、
去年は
1食に三品くらいしか作れなかった。
今回は早くからメニューを考えた。

メイン、
酢の物、
サラダ、
煮物と
項目別に
思いつくメニューを書き出した。

メインなら、
エビフライ、唐揚げ、煮魚、ムニエル。
サラダは
ポテトサラダ、マカロニサラダ、コールスロー。
酢の物は
春雨の酢の物、煮なます、ままかり。
煮物は
かぼちゃ、山芋、じゃがいも、椎茸。
他に思いつくメニューもありったけ書いて、
3日分に組み合わせる。
早めに作っておけるもの、
直前に作るものを組み合わせて
1食のメニューを決める。

必要な食材を書き出し
3日の朝、買い出しに行った。
久しぶりに、
籠に山盛り二杯の買い物。

料理のレパートリーが少なくなってしまった上に、
味覚も狂っているので、
失敗作も多く、
結局、食卓に上らないものもあった。
できなくなったことを嘆いても仕方ない。
義姉には言えなかった。
心配をかけるようなことを
言ってはいけない。

いつも元気で、
明るい嫁を演じ続けるのは
かなりしんどい。

でも、
夫がいなくなっても
変わらずお付きあいして頂けることには感謝している。
義姉の夫は55歳だったろうか、
くも膜下出血だった。
同じ痛みを味わった者どうし、
話せることもたくさんあった。


さまざまな感情があるけれど、
それらは皆、心の奥に押し込めて
なんとか、連休終了。