10月下旬の平日、出張の帰りに昼食を取るために訪れました。
13時20分過ぎに入店するも、店内は近くにあるスポーツの盛んな私立大学の学生さんと思しきお客さんでほぼ満席。空いている席も、食べ終わった食器がそのまま放置され片付けが追い付いていない状態。少し待って片付け、と言っても食器を奥のテーブルに集めただけ、という作業が済んだテーブルに着席しました。
それから、他のお客さんへの配膳や会計を終えるタイミングを見計らって注文しました。
自分の配膳を待つ間、次々に運ばれるオムライスやかつ丼はデカ盛りと言っても過言ではないボリューム。また、ケチャップの追加を頼まれると、当然のように冷蔵庫から容器を取り出しその要求に快く応じる等地域密着という言葉がぴったりのお店です。
麦茶を飲みながら、その盛りの良さに驚き、数年前に訪れた際の記憶を辿っている間に運ばれてきた品は、それと比べるとちょっと拍子抜けするビジュアルでした。
トンテキライス、940円。
ごはん。
大きめの器に盛られたごはんは、艶があって瑞々しさ溢れる触感も、べたついたところはなく、新米が使用されていたのだろうと。
味噌汁。
出汁の存在を確かめられる家庭的な味噌汁には、輪切りにされ、表面が滑っとした里芋がごろごろと。
メインのお皿。
トンテキ。
きめ細やかな肉質の赤身からは上質さが窺え、端っこに存在していた脂身はプリっとした舌触りで、歯を入れるとしつこさの無いアブラがプシャッと弾け飛びました。
ソースは、ケチャップの存在感強めの、複合的な味わい。
丼風にして。
付け合わせは千切りキャベツ。
添えられたレモンは最後の一切れに絞って。
冷奴。
摺りおろされた生姜が乗せられた豆腐は絹ごしで、つるりとした喉越しでした。
漬物。
真っ黄色の、僅かに甘みを携えた沢庵をガリポリと。
店内に設置されたテレビを観ながら、のんびりと約15分で完食。オムライスや丼物は、味はもちろん客層もあってその量にも、定食物はその質に特長を感じました。次回はオムライスを、と心に決め、時間的制約から、注文の声が聞こえていたチキンライス大盛の姿を確認することなく、さらに3組6人が訪れて、14時を過ぎても盛況の店内を後にし、職場に戻りました。
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