JR立川駅から東急大井町線上野毛駅へ。13時10分頃店頭に到着すると行列は21人。私の後方にさらに10人が並んだ13時30分に宣告がありました。その後、新たに訪れた10人以上が肩を落として帰って行く様子を観察したり、驚くほど悪びれる様子のない列内合流に遭遇したりして、並び始めてから50分後にラーメンが配膳されました。
小ラーメン、野菜大蒜脂。
細めでやや縮れがあります。
前回と変わらぬ軟らかめの茹で加減で、その細さと表面の滑らかな触感と仄かに漂う香りそして縮れによって、町で評判のお店で提供される中華そば、というイメージの麺。
非乳化二郎との相性抜群と評判の白胡椒を振ると、さらに吸い込む速度が増しました。
豚は大きなものが2つ+α。
ほぼ全て、しっとりとした肉質の赤身で構成されている豚。
赤身の中に脂身がたっぷりと混在してるので軟らかく、しっかりと旨味も残っている豚。
破片のようですが、こちらもパサつきはありませんでした。
シャキシャキとしたもやしが大部分を占める野菜。麺と和えて食べるとそれぞれの食感の違いが際立ちます。
澄んだ見た目に違わずスッキリとした醤油の主張が全面に出ながらも、その奥に調味料による甘さも垣間見える、軽やかさを覚える味わいのスープ。
固形脂が混ざることでどう味が変化するか興味があったのですが、よくかき混ぜてもそれぞれが融合することはなく、良い意味でスープと脂の魅力が保たれたままでした。
大蒜はサラッとしてピリッとした辛味のあるもの。
フワフラの固形脂、甘さはあまりありませんでした。
相変わらずの店主さんの優しさ溢れる店内で8分程を要して完食。何事にも大らかで、あらゆる面で二郎っぽさの薄いお店だなぁとの想いを抱きながら、次の目的地へ向かいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます