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さて、黒滝への道である。
よく聞けば、洞川までは通じているという。最悪、洞川(天川村)経由で黒滝に行くことは可能だ。
そこで川上村の高原より林道に入った。昔は、すぐ舗装が途切れて山奥で行き止まりだったのだが、今では奥へ行くほど道がよくなる。途中には、林齢200年を越す巨木の森があるのだが、今回はパスして奥へ奥へ。たまに反対方向からの車とすれ違うが、これは洞川に通じている証拠だ。
とうとう尾根筋に着き、吉野山への分岐に出た。果たして「通行止め」の標識。迷ったが諦めて洞川への道を進み、大天井滝へ。せっかくだから見学しようと車から下りると、先客のおじさんと話した。すると、「吉野山から来た」というではないか。
「通れるんですか」と聞くと、「標識にごめんなさい、を言って走るんだ」とのこと。
すぐUターンして、吉野山コースへ。なるほど、ところどころ崩れているが、車一台通るくらいの幅はある。乗用車が行けるのに四駆が行けないわけない。途中、すんごい杉林の山々が見える尾根にも出た。
そして黒滝へ下る分岐へ。ここを下れば、黒滝村の槙尾だ。
ここで、ふと気がついた。「切り株アートのある場所を知らなかった」。
黒滝たって広いもんな。どうするか。
記憶をたどると、「赤滝」へ向かう途中だと聞いた気がする。
それだけを頼りに走り続けると……あった!
なんと「きららの森」というキャンプ施設の駐車場前ではないか。谷も広がっていて明るいし、これなら見学客も来やすいだろう。アピールという点では絶好のポイントだ。
さて、肝心の切り株アート。写真を1枚添えるが、もっと見たい人は、リンク欄の「出来杉計画」をクリックしてください。全部で20体くらいあるのかな?
これはやっぱり、アイデア賞ものだ。人を引きつける魅力がある。みんな、切り株アート前で遊んでるし(笑)。ストリートアートとしてのチェンソーアートの潜在力を感じた。切り株だと、割れにくいという価値もあるかもしれない。
チェンソーアートの一変種ではあるが、切り株ならではの別の意味もあるような気がする。単に丸太から作った作品を展示しているのとは違った感触である。より樹木を意識することができる、大地とつながったアート。
今後のアイデアにつなげたい。
ありがとうございます。
現在22体程あるようです。僕は数えていませんが、数えた方がそういってました。
まだあと2、3体彫るつもりです。
「大地とつながったアート」。
見事な表現をありがとうございます。
僕もこの「切り株アート」は、チェンソーアート作品というよりも、切り株をつかったアート作品という方向でアピールするとまた違った人たちにも届くのではないかと思っています!
木材を削ってもったいない、という声も出ないでしょう(笑)。
木の持ち主にも利用価値があると思うので、もっとアピールしていきたいですね。