人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

叩けよ、さらば開かれん

2008-01-30 22:01:41 | Weblog
 「叩けよ、さらば開かれん」このような言葉を聞いたことはない
だろうか。「待てば海路の日よりあり」こんな言葉もある。いつかは
何らかの形で実現させたい。そう思っていた事が、いま実現しようと
している。

 私たち夫婦が岡山映画祭の要請を受けて活弁を行ったのは昨年の
11月のことだった。そして、その取り組みがNHK岡山放送局の
取材対象となり、県内だけでなく全国放送まで行われた。そして
昨年の暮れ、地元の新聞社である山陽新聞の取材を受けた。これも
夫婦活弁についてであった。

 そうした取材の時、今後はどうしますかという質問を受け、出来れば
福祉施設や高齢者の施設で公演をしたいと答えておいた。しかし、
その裏付けとなるものは何もなかった。と言うのも、肝心なフィルム
を借りる宛がまったくなかったからだ。

 古い映画だから著作権の問題はなかったが、フィルムそのものを
借りる宛がなかった。仮に借りることが出来るとしても金銭の絡む
ことであり、その他の使用制限も少なくなかった。

 何か良い方法はないかというのが、昨年から今年にかけての大きな
課題となっていた。深刻には考えていなかったものの、その内なんとか
なるだろうというほど簡単なものでもなかった。
 
 相手から良い話が飛び込んで来るようなものではなかったから、
人づてに話を聞いたり、これはと思うようなところにはEメールで
問い合わせをしたり、何度も電話をかけてみたりした。

 しかし、いずれも無駄骨に終わっていた。そんな状況の中で偶然
にも見つけたのが「東京国立近代美術館フィルムセンター」であった。
サイト内を検索してみると、探していた「豪傑児雷也」もあり、
その他にも、これから演じてみたいフィルムもあった。

 早速、電話をしてみると好条件で貸し出して貰えるとの事であった。
この日は丁度、家内の誕生日でもあった。家内には絶好のプレゼント
になった。うれしくて、みんなに触れ回って歩きたいような気持ちで
あった。フィルムさえ確保できれば、これから先どんなところでも、
どんな要請にでも答えることが出来るという目処がついたのだ。

 考えてみれば活弁士「佐々木亜希子」さんに来て貰い、第一回目の
児島活弁シネマライブを行ったときも、偶然とは思えないような
出来事が多かったけれど、今回も同じであった。やはり「不思議な縁」
は、今も続いているようだ。

 佐々木さんのEメールだと「私が『豪傑児雷也』を上演したのも
国立近代美術館フィルムセンターでした」との事であった。こんな
偶然があるだろうか。具体的な行動は5月以降になる。しかし、大きな
進展を得たことで、活弁活動も新たなる展開を見せ始めた事になる。

 正しく「叩けよ、さらば開かれん」である。私が行動をしなかったら
何の変化も起こらなかった事である。

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