人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

覚悟の時

2016-11-23 05:15:42 | Weblog
 先日は東北で夜明け前の大地震。先の東日本大震災の余震だと言うが本当のところは分からない。
今、世界中で大きな地震が頻発している。日本やインドネシアではTUNAMIを伴うような地震、
イタリアでも同じような場所で繰り返し発生しているし、ニュージーランドや南太平洋、そして
今まで地震とは縁のなかったような地域でも起きている。

 明らかに何か大きな変化が始まっている。と言っても過言ではないようだ。この先、何が起きても
不思議ではない。私たちも覚悟の時が来たようだ。

 地球は気候に於いても、あるいは地殻変動に於いても比較的長い間、安定期にあった。従って
この間に世界の文明は大きく発展してきた。その要因は人々が生きて行く上で欠かせない食料が
安定的に確保出来るようになったからだ。

 最期の氷河期と言われた約1万年前ぐらいから今日まで、地球はほどよい気候に恵まれて、私たちの
祖先は、広く大陸のあちらこちらに移動していき、それぞれの地域で文明が花開き、世界4大文明
なるものも生まれてきた。

 過去には何度も戦争に明け暮れる時代もあった。経済発展に湧く時代もあった。地球に蓄えられた
膨大なエネルギーを使い放題に使って今の文明を謳歌してきた。

 その結果、地球は汚染され資源は枯渇し、その上、天変地異まで生ずるに至っては、過去の過ちを
これから償わなくてはならないような状況に追いやられている。

 この世の中は+-ゼロなのだ。良いこともあれば悪いこともある。良いことばかりが続くことは
決してない。ましてや現代人のように後先を考えずに傍若無人に振る舞ってきたからには、どこかで
必ず高いつけを払わされることになる。

 今の様々な出来事は、こうした罪深き事への警鐘ではないなおだろうか。その警鐘は早くから鳴って
いたにも関わらず誰も気付かなかった。気付こうとはしなかった。

 今の時代を考えると旧約聖書に書かれているソドムとゴモラの一節を思い出す。報いは必ず来る。
今も様々な形で現れている。今こそ奢りを捨て、謙虚になるべき時ではないのだろうか。もっと
自然を敬い、生かされていることに感謝し、全ての神仏に祈りを捧げるべき時ではないだろうか。

 そして、来るべき時が必ず近い将来来ることも覚悟しなければならない時のようだ。そんな時が
ないことを祈るが何かしら起きても不思議はないような気がしている。

 そして、そんな不幸な時代が来ても生き残るものは生き残る。この不思議さは何だろう。禍福は
あざなえる縄の如し。幸も不幸も人それぞれのものだ。そして生き残ったものが幸せかどうかも
分からない

 引くも地獄なら進むも地獄かも知れない。ただただ今を心正しく生きて行く。これが全てでは
ないだろうか。
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