今年初めての収穫期がやってきた。厳しい冬を耐え抜いて大きくなった
タマネギの収穫が終わった。二日がかりの収穫だった。と言うのもタマネギ
は抜いてすぐ収穫すると湿った土が着いたままで腐りやすいからだ。従って、
丸一日ぐらい抜いた畑で日干しにしておいた方が良い。前の日の早朝に
抜いておいたものを束ねて軒先に吊した。
こうして芽が出るまでの約一年間(実は一年間は無理なのだが)貯えて
おくことになる。今年の冬は寒さが厳しかったせいか近所の畑の出来は良く
ないようだ。それに較べて我が家の出来は、まあまあと言ったところで
あろうか。果樹の陰で日当たりが良くない場所だったので、防虫ネットを
霜よけ代わりに一冬中かけておいた。これが良かったのだろうか。春先に
なってぐんぐん成長し、ほどほどの大きさになったようだ。
今、枇杷の色付きが始まった。カラスがかあかあと鳴いて騒いでいる。
ヒヨも甲高い鳴き声をたてて近くまで来ている。みんな枇杷の熟れるのを
待っているのだ。
今年もカラスに横取りされないように早々にネットを張ってカラス対策
をした。それでもめざとい鴉は熟れ始めの何個かをつついていた。彼らの
方が熟期をよく知っている。
枇杷に少し遅れてアンズ、そしてスモモ、ヤマモモと収穫期が、次々に
やってくる。今年はことのほかチョッキリゾウムシやカメムシの被害が
大きかった。今もカメムシの被害が続いている。既に大半のモモやナシや
リンゴがやられてしまった。今年こそ大収穫だと喜んでいた梅も半分以上
はカメムシやチョッキリゾウムシの被害にあって、傷口から腐りどんどん
落ちている。
このように今年こそはと思っていても意外に口に入るものは数少ない。
これが自然を相手というものだろう。良い年もあれば悪い年もある。
さて、インドネシアではスマトラ島の大津波による傷跡が癒えぬまま、
今度は隣のジャワ島で大きな地震が起きた。震度としては阪神淡路大震災
の30分の1位だとの事だが多くの被災者が出ている。大半は建物の下敷
きになった人のようだ。
今、この地域一帯では何が起きているのだろうか。被災地近くの火山活動
も活発化しているという。地図を広げてみると、この当たりの地形は日本
列島と非常に良く似ている。スマトラ島、その南に続くジャワ島は大きく
弓なりになって連なっている。インド洋側からの大きな力で押されている
からだ。地下深く潜り込んでいくインド洋側からのプレートがスマトラ島
やジャワ島の乗っているプレートの下へと潜り込んでいく。
プレートとプレートの間には大きな摩擦力が働き、ひずみが蓄積していく。
このエネルギーは膨大なもので、大きなひずみは時に開放され大きな地震
となり、摩擦によって生ずる熱は活発な火山活動を引き起こす。
これら一連の大地震や津波被害は対岸の火事ではない。同じ事が日本列島
の地下深くでも起きているからだ。いつ起きても不思議ではないと言われて
いる東海大地震、東南海大地震、南海大地震。これら大きな地震が連動して
起きる可能性も懸念されている。現に幾度か連動して発生したことのある
地震なのだ。
今回のジャワ島の地震被害を見ていると耐震建築以前の建物が少なくない。
レンガを建築材料にした建物が非常に多い。経済的な事情から仕方がない
ことなのだろうが、これでは繰り返し犠牲者を出してしまうことになりかね
ない。
先の阪神淡路大震災の時にも被災した一般住居の多くは、終戦後の建築
材料が少ない頃に建てられたようなものが多かった。意外に多かったのが
シロアリによる被害だった。
一方、真新しい近代的な超高層ビルには何の被害も見られなかった。
新しい建築基準法で建てられたものと、そうでないものとの差は歴然と
していた。
地震地帯に住んでいるものにとって被害は避けられない。しかし、被害
を最小限にくい止めることは可能だ。そのためには日頃からの訓練と心構え、
そして耐震建築などの具体的な対策が必要だ。
ジャワ島の被災者と被災家族の皆さんには、心からのご冥福とお見舞い
を申し上げる。一日も早い復興を願っている。
タマネギの収穫が終わった。二日がかりの収穫だった。と言うのもタマネギ
は抜いてすぐ収穫すると湿った土が着いたままで腐りやすいからだ。従って、
丸一日ぐらい抜いた畑で日干しにしておいた方が良い。前の日の早朝に
抜いておいたものを束ねて軒先に吊した。
こうして芽が出るまでの約一年間(実は一年間は無理なのだが)貯えて
おくことになる。今年の冬は寒さが厳しかったせいか近所の畑の出来は良く
ないようだ。それに較べて我が家の出来は、まあまあと言ったところで
あろうか。果樹の陰で日当たりが良くない場所だったので、防虫ネットを
霜よけ代わりに一冬中かけておいた。これが良かったのだろうか。春先に
なってぐんぐん成長し、ほどほどの大きさになったようだ。
今、枇杷の色付きが始まった。カラスがかあかあと鳴いて騒いでいる。
ヒヨも甲高い鳴き声をたてて近くまで来ている。みんな枇杷の熟れるのを
待っているのだ。
今年もカラスに横取りされないように早々にネットを張ってカラス対策
をした。それでもめざとい鴉は熟れ始めの何個かをつついていた。彼らの
方が熟期をよく知っている。
枇杷に少し遅れてアンズ、そしてスモモ、ヤマモモと収穫期が、次々に
やってくる。今年はことのほかチョッキリゾウムシやカメムシの被害が
大きかった。今もカメムシの被害が続いている。既に大半のモモやナシや
リンゴがやられてしまった。今年こそ大収穫だと喜んでいた梅も半分以上
はカメムシやチョッキリゾウムシの被害にあって、傷口から腐りどんどん
落ちている。
このように今年こそはと思っていても意外に口に入るものは数少ない。
これが自然を相手というものだろう。良い年もあれば悪い年もある。
さて、インドネシアではスマトラ島の大津波による傷跡が癒えぬまま、
今度は隣のジャワ島で大きな地震が起きた。震度としては阪神淡路大震災
の30分の1位だとの事だが多くの被災者が出ている。大半は建物の下敷
きになった人のようだ。
今、この地域一帯では何が起きているのだろうか。被災地近くの火山活動
も活発化しているという。地図を広げてみると、この当たりの地形は日本
列島と非常に良く似ている。スマトラ島、その南に続くジャワ島は大きく
弓なりになって連なっている。インド洋側からの大きな力で押されている
からだ。地下深く潜り込んでいくインド洋側からのプレートがスマトラ島
やジャワ島の乗っているプレートの下へと潜り込んでいく。
プレートとプレートの間には大きな摩擦力が働き、ひずみが蓄積していく。
このエネルギーは膨大なもので、大きなひずみは時に開放され大きな地震
となり、摩擦によって生ずる熱は活発な火山活動を引き起こす。
これら一連の大地震や津波被害は対岸の火事ではない。同じ事が日本列島
の地下深くでも起きているからだ。いつ起きても不思議ではないと言われて
いる東海大地震、東南海大地震、南海大地震。これら大きな地震が連動して
起きる可能性も懸念されている。現に幾度か連動して発生したことのある
地震なのだ。
今回のジャワ島の地震被害を見ていると耐震建築以前の建物が少なくない。
レンガを建築材料にした建物が非常に多い。経済的な事情から仕方がない
ことなのだろうが、これでは繰り返し犠牲者を出してしまうことになりかね
ない。
先の阪神淡路大震災の時にも被災した一般住居の多くは、終戦後の建築
材料が少ない頃に建てられたようなものが多かった。意外に多かったのが
シロアリによる被害だった。
一方、真新しい近代的な超高層ビルには何の被害も見られなかった。
新しい建築基準法で建てられたものと、そうでないものとの差は歴然と
していた。
地震地帯に住んでいるものにとって被害は避けられない。しかし、被害
を最小限にくい止めることは可能だ。そのためには日頃からの訓練と心構え、
そして耐震建築などの具体的な対策が必要だ。
ジャワ島の被災者と被災家族の皆さんには、心からのご冥福とお見舞い
を申し上げる。一日も早い復興を願っている。
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