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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

提灯の町名浮きて明日祭  竹葉

2025年05月23日 | Weblog

兼題「祭」で亜子さんとともに同票トップの竹葉さんの句です。

「やっぱり実体験のワクワク感が伝わったのかと思い嬉しいです」と感想をいただきました。

祭りを控えて高ぶる気持ちがとてもよく表れていると思います。提灯と町名の(ちょう)も響きあっています。

晴代さん:「浮きて」が灯がはいった提灯と祭りへの楽しみがうかがわれます。

千香子さん:町名浮きてに地域の人の祭りに対する愛着を感じます。

麗子さん:明日はお祭り。宵祭りに提灯が灯され、そこに町名が浮き上がります。祭りを待ちわびる気持ちがよく出ていると思いました。

須美さん: 祭り前日の様子がよく伝わってくる。祭りを目前にした華やぎと同時に緊張も感じる。 

亜子さん:明日がお祭りという夜。祭り本番を前に提灯に灯りがともり、興奮が伝わって来ます。「町名」がリアルで地元愛にあふれている。

ざわざわと押さえられない心の高揚感は地元愛ならではかもしれません。

 

さてお祭りと言えば、夜店ですね。

 ヨーヨーを片手に帰る宵祭  麗子

 

能登さん:子供にとって、祭りは特別なものですが、夜店もその中の大事な要素でした。 ヨーヨー、懐かしい。

遅足さん、晴代さんもとっておられます。

 ここに出てくるヨーヨーは水風船のことですね。お財布を首からぶらさげて、夜店を一軒一軒見て回るのはちょっぴり大人になったような気がしたものです。金魚すくい、ヨーヨーつり、お面やおもちゃのアクセサリー他、摩訶不思議なグッズまで何もかも輝きを放っていました。おこづかいで得た戦利品を手に意気揚々家に帰ると魔法がとけたように色褪せて見えたのは、アセチレン灯のまばゆい光のせいだったでしょうか。 郁子

 

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