何かのきっかけで春が始まるとしたら・・?そんな想像からできた句です。
麗子さん:メルヘンの世界。幼子の小さな指には確かに目にはみえない魔法が宿っているようです。「春ひらく」がすべての物を溶かし、明るい春に一変させる感じがしました。
能登さん:おさな子のぷっくり指も魔法を起こしますね。
素敵なコメントありがとうございます。
私たち大人は、季節ごとの体感や四季折々の花鳥風月をなぞるように一年を繰り返しているかもしれませんが、生まれて間もない幼子にとっては自然界の何もかもが新鮮な驚きだと思います。
抱っこされてまだ言葉がおぼつかない子は、目に映るいろんなものを指さして大人に伝えてくれます。花であったり、きらきら光る水であったり、こちらが気づかないものまで見えているようです。小さな指さしが、春の妖精を目覚めさせて季節が動くとしたら、子どもは可愛い魔法使いですね。
菜の花や待ってましたとほろ苦く 須美
泉さん:菜の花を見ると春という感じがする。そして咲いていない茎や蕾を食べるとほろ苦いが春を感じる。
苦味は、本来、毒のあるものを示す味として認識されるため、甘味や塩味と比べ感じやすく、特に子どもは敏感で口にいれたとたんに吐き出すようになっているとか。その苦味を「待ってました」という大人(笑)
ただ、このほろ苦さは、冬から春の体にするためには必要で細胞を活性化する効果があるのだそうですね。ストレス解消にも役立ちます。
「春の皿には苦味を盛れ」 いよいよ春本番の気配です。 郁子
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