「春色」句会いかがでしたか?投句締め切り前は、まだまだ寒い日もありましたが、皆さん、目に、耳に、春色を感じた瞬間を切り取ってくださいました。そんな中、見事トップ賞は郁子さんのこの句です。
猫好きの郁子さん、「困った時の猫頼み」なんて謙遜されていましたが、猫が横断団歩道を渡るというのは、まさに実景だったそうです。尻尾をぴんとたてて、人間と一緒に横断歩道を渡っていたそうです。とても人間臭い猫だったと言っておられました。
それにしても「春色の横断歩道」ってなんて詩的な表現でしょう。破調が春らしい躍動感にもあふれています。
では皆さんの絶賛のコメントです。
能登さん:猫と横断歩道と春色、意外な取り合わせ。定型から外れた字数も意外。ひとつ捻った佳句。
容子さん:字余りがよいです。
須美さん:猫がピンと尻尾を立てて横断歩道を往く姿が浮かぶ。春らしくのどかな風景。
泉さん:日だまりを感じる。
亜子さん:情景が目に浮かびます。実際に猫が横断歩道を横切るのは見たことはないが、春めいて来た街の様子を猫で表現された。557と破調だが、あえてそうしたのでしょう。
★★★
暖かくなって猫の姿をよく見るようになりました。先日も郁子さんにメールを書いていたら我が家の庭に鈴をつけた猫がやって来ました。猫にも人間にも嬉しい春爛漫の季節到来ですね。 麗子
尻尾を立てている様子まで入れられなかったのですが、須美さんに想像してもらえて嬉しかったです。
あの猫は、隣町の彼女にでも会いに行ったのでしょうか?