夏空に広がる雲や積乱雲、その姿形からいろいろな連想が生まれると思いますがその色。白さから貝塚を取り合わせる発想が素晴らしいと思いました。
作者は日本最大級の縄文貝塚である特別史跡指定の加曽利貝塚にいらしたそうです。お住まいの千葉県は、日本の貝塚のおよそ1/4が集中するのだそうですね。
麗子さん:10番の句と迷いましたが、なかなか貝塚の貝を見る機会がないので新鮮でした。縄文人も見たであろう夏の白い雲。
千香子さん:古の人と、目の前の雲、とても広がりを感じました。
晴代さん:貝の白が夏雲の白さを引き立てているようです。
竹葉さんからは、以前チバニアンの地層について教えていただいたことがあります。大賀ハスといい千葉は縄文ロマンの香りも漂う魅力あるところです。
アクセルを一直線に夏の雲 郁子
麗子さんが迷ったという10番の句は同じ夏の雲を呼んだ私の拙句です
亜子さん:とても気持ちのいい句。単刀直入に一言で言い切っている。一直線は信号のない北海道の道を思い出した。夏の雲の力強さと一直線の道、そしてアクセルを踏む私。
竹葉さん:「アクセル」を一直線」とはギュと踏み込んで真っ直ぐな道を進むということでしょうか。その先には海の上に真っ白な積乱雲の景色が見えました。
童子さん:あっぱれ爽快な句
素敵なコメントをありがとうございます。
もくもくとち立ちあがる夏の雲、入道雲には、とてつもないエネルギーを感じます。怒りの拳と重ねて一句作った覚えもあります。落ち込んでいるときは元気を注入してくれるビタミン剤です。
夏の雲を前方に見ながら車を走らせた私、何があったか今ではすっかり忘れてしまいました。 郁子