575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

短夜やスマホ画面のほの白き  郁子

2024年07月04日 | Weblog

明け方早く目が覚め、何時だろう?とスマホを見る生活となりました。もうすでに外は明るいので、ブルーライトのスマホの画面も、飛び込んで来る明るさではなく、ほのかな白さ。現代の日常生活の一コマを切り取った句だと思いました。作者の郁子さんは白夜のイメージで作られたそうです。

泉さん:秋の夜長とは対照的になんだか明るい時間が多くスマホの画面もやさしく感じる。

「ほの白き」がいいですね。もう一句。ご紹介します。

   明易し庭にしらじら十日月  佐保子

早い夜明け。窓を開けると明るくなった空に十日の月が出ている。幻想的な感じがしました。

人工的なスマホの光と月の弱い光。明け易い朝の白い風景を詠みこまれました。それにしても梅雨明けしたような暑さです。熱帯夜で朝から灼熱の光が差し込み寝不足気味です。来月のお題、熱帯魚ではなく熱帯夜の方が作りやすかったかも知れませんね((笑)

皆様ご自愛くださいね。              麗子

 

 

コメント (2)
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