575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

堰を切る言葉はある日の夕立  容子

2024年08月08日 | Weblog

自由題でトップ賞になった容子さんの秀句。なんと詩情豊かな俳句でしょう。いろんな物語が想像できます。何があったのでしょうか?ある日の夕立を機に堰を切ったように溢れ出す言葉たち。何か心にしまっていた思いがあったはず。誰かにその心のうちを打ち明けたのでしょうか?こういう俳句を私もいつか作ってみたいです。では皆さんの絶賛コメントです。

竹葉さん:言いたかった事をやっとどどーと言い出せた勢いを「夕立」とは凄い発想だと感心しました。

晴代さん:夕立の音が日頃の思いを言わしめたのか。

郁子さん:堪えていた気持ちが突然ダーッと。夕立の降り始めもこんな感じです。575の調子が定型でないのも効果的。

童子さん:ドラマティック!

亜子さん:リズムは違うがきちんと17音になっている。訴える力のあるリズム。どんなシチュエーションかわからないが、ある日の夕立の勢いで堰を切ったように出て来る言葉。許されるなら心の内をわかってくれる人がいて安心してしゃべりたい。

      ★★★

それにしてもこれだけ猛暑が続くと夕立が待ち遠しいです。夕立のざぁーっという音に言葉はかき消されるかも?でもそれだからこそ思いは溢れ出るのかも知れません。今日こそ一雨欲しいです。麗子

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1 コメント

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Unknown (佐保子)
2024-08-08 10:55:29
私もざーと降る夕立を焦がれ続けています。猛暑日が何日続いたというニュースは毎回聞いても、この名古屋に雨らしい雨が降ったのはいつだったのか、庭の木々も街路樹ももちろん植木鉢の花たちも雨に焦がれています。関東、東北では困るほどの雨がふっているのに、、、。堰をきるっていいですね。
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