575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

眠る子の掌(て)よりこぼるる木の実かな    亜子

2012年10月26日 | Weblog
まず手より眠くなるという幼な子。確かな観察、と鳥野さん。
そのままの状景ですね。当たり前過ぎるかな?
でも、優しくていいですね、と結宇さん。

幼子は遊びつかれてウツラウツラ・・・
しっかり握り締めていた木の実がぽろりと。
傍にいるのは母か、祖母か。あるいはオジイチャン?

どんなに大切にしているモノでも、
いつかは零れ落ちるように手を離れていく。
子供も木の実のように一人立ちする時がやってくる・・・
木の実も子供も未来だけを持っている存在ですね。

                     遅足


コメント
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