575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

10月句会の結果です。     遅足

2012年10月19日 | Weblog
10月句会の最終結果です。

題詠「木の実」
①命ある木の実を拾いポケットに(えみ)遅足
②岩風呂は風の抜け道木の実降る(立雄)鳥野・遅足・狗子・えみ・晴代・亜子・麗子
③眠る子の掌(て)よりこぼるる木の実かな(亜子)能登・鳥野・結宇・晴代・郁子・麗子・すみ・立雄
④木の実ふる恋の再発かもしれぬ(遅足)えみ・郁子・麗子
⑤木の実落つ幸せの道踏みしめる(麗子)郁子・すみ
⑥通草もぐGI側を通りけり(朱露)狗子
⑦どんぐり落ちる砲弾の形して(静荷)鳥野・亜子
⑧団栗が背伸びし転がるリクルート(智恵)結宇・静荷・立雄
⑨手ひらけばちちんぷいぷい木の実かな(郁子)
⑩木の実落つ終の支度のはじめ時(晴代)結宇・狗子・えみ・亜子・すみ
⑪ふらふらと木の実踏ん張るやじろべい(すみ)能登・朱露・静荷
⑫シャラシャラとポケット鳴らす木の実かな(能登)
⑬古墳(ふるつか)や木の実落ち来るつづら折り(結宇)童子・晴代
⑭足元の木の実気になる仁王かな(狗子)能登・童子・遅足・晴代・立雄

自由題  
①どんぐり落ちるまた落ちる以下同文(静荷)えみ・晴代・すみ
②木犀や誰かと夢で会えそうな(立雄)能登・鳥野・童子・えみ
③秋燈や昭和の薫る写真集(亜子)結宇
④乗換えの駅コスモスの風を待つ(遅足)能登・鳥野・童子・狗子・晴代・亜子・静荷・郁子・麗子・すみ・立雄
⑤昼飯を一人で食べて独り言(朱露)
⑥10月の乾いた空に万国旗(麗子)遅足・晴代
⑦空も樹も秋の真ん中散歩する(えみ)結宇・狗子・亜子・麗子・立雄
⑧水澄みて花穂(かすい)のゆれも映しけり(晴代)能登・遅足・狗子・静荷・郁子
⑨秋晴れにブーツなま足スニーカー(すみ)
⑩ハジメテノヒミツオシロイバナトキミ(郁子)
⑪朝ドラの酷評飲み込む手抜き飯(智恵)
⑫木犀の香りも乗せるエレベーター(能登)結宇・亜子・郁子・麗子・すみ・立雄
⑬潜り戸の冷気見下ろす伎芸天(結宇)鳥野・静荷
⑭ノーベル賞晴れのち曇り秋の空(狗子)えみ

次回は11月21日(水)午後1時 東鮨
題詠は「冬帽子」です。

コメント
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