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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「夏至」句会の結果です。   遅足

2012年06月22日 | Weblog
立雄さんの選句をいただきました。

題詠「夏至」

①ひたひたと猫ついてくる夏至夜風(亜子)結宇・遅足・狗子・静荷・麗子・立雄
②夏至の昼天ぷら蕎麦を食べに行く(朱露)能登・鳥野・狗子・晴代
③何処にも綱引きの声夏至近し(立雄)
④夏至間近夕刊戸口で読む漢(静荷)結宇・能登・鳥野・晴代・亜子・すみ・麗子
⑤透明な夏至の扉を押して出る(遅足)能登・朱露・狗子・郁子・立雄
⑥天体ショー金環金星夏至も?ほお!(智恵)
⑦梅仕事終えて今年も夏至となり(麗子)鳥野・静荷・すみ・郁子・立雄
⑧夏至の夕あと三千歩歩けそう(晴代)結宇・郁子
⑨食卓に一皿足りぬ夏至の夜(すみ)遅足
⑩夏至の夜や百物語せわしくて(結宇)晴代・亜子・静荷
⑪ポケットに詰めて留める夏至の光(郁子)遅足
⑫今日もまた曇りのち雨夏至の空(狗子)亜子
⑬若き日を悔いて疲れて夏至の朝(能登)すみ


自由題

①花菖蒲釣り人こくりこくりかな(立雄)結宇・静荷
②薫風や願ふことなく寺巡り(静荷)鳥野・亜子・すみ
③夏空や棋譜を並べて留守番す(朱露)遅足・晴代
④見上げれば監視カメラの街薄暑(亜子)能登・朱露・晴代・静荷・郁子・麗子
⑤星の子にあらざるはなし犬ふぐり(遅足)亜子・静荷・郁子
⑥日迫りぬ言の葉ジグゾーまた未完(智恵)結宇
⑦夏至空を眺め銀河の音を聞く(麗子)能登・遅足・狗子
⑧街洗ふ緑雨のあとの塔高し(晴代)鳥野・亜子・すみ・麗子・立雄
⑨父の日はバラなんだって悩む子ら(すみ)狗子・郁子・立雄
⑩城見上ぐ白詰草に背(セナ)の跡(結宇)鳥野・晴代・すみ・立雄
⑪日食後顔に黒点観測中(郁子)能登・狗子・麗子
⑫陸奥へ修行の旅のつゆ晴れ間(狗子)結宇・遅足
⑬奇声あげ暁闇を割く時鳥(能登)朱露

次回は7月18日(水)午後1時  東鮨
題詠は「ハンカチ」です。ハンカチは夏の季語となっています。

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夏夜明け軽自動車の眠る里     朱露

2012年06月22日 | Weblog
    私らの並びは古びた木造二階建てで、
    道路向こうは若夫婦のプレハブ住宅。
    しかも共働きだから軽自動車が二台。
    挨拶だけは負けないように先に言う。


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