575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

十月に3・11(さんてんいちいち)の雲流る  能登

2011年10月28日 | Weblog
作者・3・11から時は無為に過ぎ早十月。元句:十月の空に三月の雲流る
   の方が分かり易かったのかも。

遅足の蛇足
  
   日々去りてはや木犀の香に出合ふ  静荷

   この句も、あの日から、・・・という思いですね。
 
   以前、広島市の図書館に行った時、ビックリしたことがあります。
   それは、広島市史が、原爆の投下された1945年8月6日から
   始まっていたことです。
   広島の歴史が始まったのは「あの日」から、という考え方は
   驚きでした。
   広島では、今も原爆で消えてしまった町の記憶を
   取り戻す作業が続いています。

   大津波や原発事故のあった東北の人々にとって
   3・11は、広島の8・6にも匹敵する出来事かも
   知れません。
   

コメント
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