575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

10月句会の最終結果です。     遅足

2011年10月20日 | Weblog
句会は秋晴れに。7人の出席でした。
気温の変化が大きいこのごろ。
はやくも風邪が話題に・・・皆さん、気をつけて下さい。

立雄さんの選句が届きました。

題詠「十」

①十(トオ)二十(ニジュウ)目つむれば子等散りし秋(結宇)能登・静苛
②人十色ため息雲が茜空(智恵)
③十月の乾いた空にトランペット(麗子)鳥野・朱露・値遇・亜子・晴代・遅足・立雄
④十月に3・11(さんてんいちいち)の雲流る(能登)
⑤十字寄せ木犀町を匂ひ初め(晴代)
⑥十三夜少女は膝を揃え座す(静荷)鳥野・朱露・能登・郁子・亜子・晴代・智恵・狗子
⑦相聞の三十一文字や秋灯(亜子)能登・値遇・静苛・狗子・郁子・晴代
⑧祭終えお供へ(おそなえ)配る十三夜(立雄)鳥野
⑨十色には一色足りぬ秋の風(遅足)値遇・狗子・郁子・智恵
⑩十月の空孤高なる宮大工(値遇)朱露・麗子・智恵・亜子・遅足・立雄
⑪十という数ならば何?シーベルト(郁子)静荷・狗子
⑫秋高し骨董市の銀クロス(十字架)(狗子)麗子・遅足
⑬十月や留守番になり駄菓子買う(朱露)麗子・立雄


自由題
 
①木犀の香に乗り唱歌大空へ(立雄)朱露・遅足
②昭和史のページの厚み梨を剥く(亜子)朱露・麗子・狗子・晴代
③みずいろの楽譜に秋の音をおく(遅足)鳥野・値遇・麗子・立雄
④日々去りてはや木犀の香に出合ふ(静荷)
⑤ゲーセンに栗菓子持てり中高年(智恵)鳥野・能登・遅足・郁子
⑥村芝居神の庭降る(フル)紅葉か(結宇)智恵
⑦一面のススキ野原に呑み込まれ(麗子)
⑧秋燈や難書の傍で酒を飲む(能登)朱露・静荷・狗子・晴代
⑨秋高し女子高生の竹刀打ち(晴代)能登・値遇・麗子・静荷・狗子・郁子・亜子・立雄
⑩捨案山子<時代遅れ>と呼ばれても(値遇)静荷・亜子
⑪月明かりまとい木犀匂い立つ(郁子)
⑫こおろぎのとぎれとぎれの音消える(狗子)鳥野・亜子
⑬秋深しやっと交わせた「お早う」が(朱露)能登・値遇・遅足・立雄

次回は11月16日(水)午後1時。東鮨。
題詠は「神の留守」「神の旅」「神無月」です。
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三河から湖西まで雲秋の朝    朱露

2011年10月20日 | Weblog
    愛知東端の豊橋東端は多米で隣静岡。
    県境は老境に入ったなだらかな山脈。
    先日喜寿の私は先輩の風格に憧れる。
    鈍角一点張りの山並みが私を笑った。

               



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