575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

時には短歌で  鳥野

2010年08月03日 | Weblog
こんなに度重なつてくると、ニュースの意味はもう失せました。
かといって、見逃すわけには参りません。

遅足さんこと松田宏二さんが、中日歌壇でまたまた一席。
いままでは岡井隆の選だったのに替わって、小島ゆかりの選。作風の異なる
2人に相次いで認められたのは、稀有なこと。もう歌人と言えましょう。

想い余って言葉足らず。俳句では言い切れない心象を短歌でという見事さです。

 ・ 青空に吸い込まれたる少年の影は残れり白きブランコ

 <評> 少年は消え影は残る。春日井建の歌に通うようなシュールな感覚に
     心をとらわれる。空の青とブランコの白。くっきりした色彩の奥に存
     在の謎がある。
コメント (1)
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