HARD HEAD

旅行 社寺

箕輪城 1

2013-11-03 09:44:47 | 
 2013.10.28 妻沼の聖天山見学後高崎市にある箕輪城に向かいました。

       箕輪城は甲斐の武田、相模の後北条、越後の上杉氏の戦いに巻き込まれ
  
       戦国時代を通じて西上野で最大の拠点、激戦地となった城です。









  箕輪城 国指定史跡 日本100名城 1510年頃長野氏によって築城された、平山城。





  案内図





  二の丸



  大堀切と土橋





  大堀切





  郭馬出と土橋



  大堀切の先にある木俣



  空堀を挟んで三の丸(左)と二の丸(右)。



  三の丸  先は蔵屋敷



  鍛冶場跡  三の丸通路の南、中央部のすこし西側に、鍛治炉や建物の柱跡が多数確認された。

        炉の周辺からは多量の鉄のかす、火打石、釘などの鉄製品、羽口が出土した。



  三の丸門跡と石垣  城中の石垣で、比較的よく残っているのはここである。三の丸は

        二の丸の外にある郭である。入口の三の丸門には両側の石垣の上を

        渡した櫓があり、その下が通路であった。





  三の丸石垣  城内では最も高い石垣で、4mあります。



  三の丸 先は蔵屋敷



  本丸南側の本丸堀 本丸(左)二の丸(右)



  三の丸より本丸南西部を見る。 蔵屋敷(左)本丸掘、本丸(中央)本丸掘。



  蔵屋敷



  本丸掘の橋台 本丸から蔵屋敷に出る橋の脚を立てた台で堀はここで狭くなっている。

         南側に石垣が昔のまま残っている。



  御前曲輪 西側空堀 御前曲輪(右)、通仲曲輪(左先)



  御前曲輪の西石垣 通仲曲輪.御前曲輪との間の堀に架けられた橋の橋脚部の土留めの

            為に、自然石をそのまま積み上げた石垣(野面積み)です。





  御前曲輪 北堀



  宝木山(左)空堀、丸馬出(右)





  丸馬出



  新曲輪





  稲荷曲輪 右側木立は空堀を挟んで本丸、御前曲輪。





  お茶とカラスウリ



  本丸東側空堀  御前曲輪(右小高い所)と稲荷曲輪(左)。


  * 堀  本丸を巡る幅30m、深さ10mの空堀や城の中央部を南北に分断する役割がある

       大堀切など、同時代の城としては全国的な規模を誇る堀が城内各所に残っている。

       一部の堀での、試掘調査の結果、6m以上埋まっていることが解り石垣等も

       発見されている。当時の堀は現況よりかなり深く、

       一部では石垣などが使われていたと思われる(パンフレットより)。

    




妻沼聖天山 2 (国宝 歓喜院聖天堂)

2013-11-01 21:59:58 | 寺院
 2013.10.28 国宝「本殿」は建造物の各部材、各壁面を総て彫刻で装飾し、

             華麗な彩色が施されている。







  歓喜院聖天堂 国宝 1760年完成、8年間の保存修理工事が施され2011年に創建当初の

         華麗な色彩が復元された。

         拝殿は入母屋造、桁行5間、梁間3間。中殿は両下造、桁行3間、梁間1間

         奥殿は入母屋造、桁行3間、梁間3間、正面向拝付でこれらを接続して

         1棟とし屋根は全て瓦棒銅板葺き。柱、長押などの部材は地紋彫を施してある。

         拝観料700円。ボランティアガイドが親切丁寧に説明してくれました。









  拝殿の彫刻  唐破風の下には「琴棋書画」琴、囲碁、書、絵を嗜む人々を画く。











  奥殿 南面の彫刻 鷲と猿 一見鷲が猿を捕まえている様に見えます。しかしそうではなく

     猿を鷲が助けている所です。木登り上手の猿はうぬぼれて、手を滑らせ、下には深い川

     に波が渦巻いている、泳げない猿が危機一髪のところを鷲がさっと来て助けたのです。

     猿は私たち。鷲は聖天様を象徴している。



     左甚五郎作と伝えられている、眠り猫ではなく眠らずに、牡丹にとまっている

     揚羽蝶と戯れている。



  唯一意図的に塗り残された箇所 これは「完璧な建物は、後は廃れていくだけ」との思いから、

     昔の職人があえて漆を塗らなかったものだとのこと。



  中国故事「三聖吸酸」全景 孔子、釈迦、老子が酢をなめて、その酸っぱさに共感している様子。



  中国の故事にちなんだ「司馬温公の瓶割り」の彫刻。









  西面彫刻  縁下には「すなどり七人に水,桃」等 唐子の遊びを画いている。









  布袋、恵比須、大黒天の福神三人による囲碁遊び等。





  北西面彫刻















  北面の彫刻 蛙股には風神。縁下には唐子遊びを題材とした彫刻。