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旅行 社寺

妻沼聖天山 2 (国宝 歓喜院聖天堂)

2013-11-01 21:59:58 | 寺院
 2013.10.28 国宝「本殿」は建造物の各部材、各壁面を総て彫刻で装飾し、

             華麗な彩色が施されている。







  歓喜院聖天堂 国宝 1760年完成、8年間の保存修理工事が施され2011年に創建当初の

         華麗な色彩が復元された。

         拝殿は入母屋造、桁行5間、梁間3間。中殿は両下造、桁行3間、梁間1間

         奥殿は入母屋造、桁行3間、梁間3間、正面向拝付でこれらを接続して

         1棟とし屋根は全て瓦棒銅板葺き。柱、長押などの部材は地紋彫を施してある。

         拝観料700円。ボランティアガイドが親切丁寧に説明してくれました。









  拝殿の彫刻  唐破風の下には「琴棋書画」琴、囲碁、書、絵を嗜む人々を画く。











  奥殿 南面の彫刻 鷲と猿 一見鷲が猿を捕まえている様に見えます。しかしそうではなく

     猿を鷲が助けている所です。木登り上手の猿はうぬぼれて、手を滑らせ、下には深い川

     に波が渦巻いている、泳げない猿が危機一髪のところを鷲がさっと来て助けたのです。

     猿は私たち。鷲は聖天様を象徴している。



     左甚五郎作と伝えられている、眠り猫ではなく眠らずに、牡丹にとまっている

     揚羽蝶と戯れている。



  唯一意図的に塗り残された箇所 これは「完璧な建物は、後は廃れていくだけ」との思いから、

     昔の職人があえて漆を塗らなかったものだとのこと。



  中国故事「三聖吸酸」全景 孔子、釈迦、老子が酢をなめて、その酸っぱさに共感している様子。



  中国の故事にちなんだ「司馬温公の瓶割り」の彫刻。









  西面彫刻  縁下には「すなどり七人に水,桃」等 唐子の遊びを画いている。









  布袋、恵比須、大黒天の福神三人による囲碁遊び等。





  北西面彫刻















  北面の彫刻 蛙股には風神。縁下には唐子遊びを題材とした彫刻。