おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

金沢城・兼六園。その1。

2018-04-17 23:00:51 | つかのまの旅人

 4月15日(日)。
 「新幹線」が金沢まで開通して以来、初めて金沢へ。前々からぜひ来て下さい、と。お祝いごとにかこつけて一泊二日で。上野から3時間余りの旅(「はくたか」は高崎から先は各駅停車。「かがやき」はもっと早く着きます。)に出かけました。

 会の終了後、駅近くのホテルまで送ってもらう車で途中下車。「金沢城」へ向かいました。その手前には、
「豪姫住居遺趾」。

 豪姫は1574年(天正2)加賀藩藩主前田利家とお松の方との四女として誕生したが、豊臣秀吉の養女となった。後に岡山城主宇喜多秀家に嫁ぎ、備前の方と称せられる。
 1600年(慶長5)、関ヶ原の合戦に破れた秀家は徳川家康により八丈島に流され、豪姫は金沢に帰る。三代藩主利常より1500石を与えられ、この辺りで居住したと文献は伝えている。
 1634年(寛永11)5月23日、豪姫はこの地で60年の生涯を閉じた。豪姫の人生の半分は両親ゆかりの金沢で過ごしたといってよい。

その奥にある建物。          
 



通りを挟んで立派な旧家。

黒門口」から城内へ。お堀。

枝垂れ桜。 

「金沢城跡」・「兼六園」の観光案内図。


                    

「近江町市場」、「武蔵が辻」方向を望む。

 城内に入った入ったとたん、芝生がびっしり敷き詰められた大きな広場が目に入ります。人の姿も見当たらず、ジョギングする青年、散歩中のお年寄り。・・・
 出会った方。「ここはすばらしいよ、朝夕、散歩に来ているんだ。すぐ裏手に住んでいるんですよ。お城の中よりもここの方がずっといいよ。」

「新丸広場」。しっとり濡れた芝生が気持ちいい。

                  
 二代藩主前田利長が跡を継いで間もない慶長4年(1599)頃に、新たに拡張された郭が新丸であるといわれる。
 新丸の東側は越後屋敷と呼ばれ、もともとは剣術の達人で重臣であった富田越後守重政の邸宅であったことが名前の由来となっている。江戸中期以降、参勤交代で江戸に滞在する藩主に代わって重臣たちが政務を行う場として利用されるようになった。西側には城内の建築工事などを司る作事所や、登城した藩士たちの食事を用意する下台所があり、いわば、新丸は城内の官庁街ともいうべき郭であった。
 新丸の西側には南北に伸びる水場があり大手堀へと繋がっていたが、現在は埋め立てられている。

「湿生園」。大きな白鷺がポツンとたたずむ。

「いつももっといるよ。今の時間、他はどこかに行ってるんだな。」

右手上には大きな城郭が見えます。

「河北門」へ。「一の門」。

 
ニラミ櫓台と太鼓塀
 一の門の右脇に設置された二十櫓が「ニラミ櫓」です。大手筋に「睨みを利かせる櫓」という意味でしょう。背後に見える二の丸の菱櫓(三重櫓)の偉容とあいまって、大手筋に威圧感を与えています。創建は17世紀前半とみられ、宝暦の大火(1759年)で焼失しあとは再建されず、櫓台の上に太鼓塀を巡らすだけとなりました。

豪華な城門「二の門」。

 「河北門」は「三の丸の正面」で、金沢城の実質的な正門に当たります。現存する「石川門」と「橋爪門」と共に「金沢三御門」と呼ばれていましたが、金沢城の建物の大半が消失した宝暦の大火(1759年)の後、安永元年(1772)に再建され、明治15年頃に無くなるまで金沢城の実質的な正門としての役割を果たしていました。
 約130年ぶりに蘇った河北門は、平成19年11月に着工し、平成22年4月まで約2年半の歳月をかけて完成しました。復元にあたっては、現存する絵図、古写真、文献及び埋蔵文化財の調査結果を踏まえて、史実を尊重し、日本古来の伝統工法によって、戸室石による石垣積み、漆喰仕上げによる白壁、軸組をはじめとする木工事及び屋根鉛瓦など、構造、仕上げ部材の細部にわたり石川の匠の技が発揮されています。(以上「解説文」より)

門脇に設置された楼台から新丸広場を望む。

「二の門」の櫓部分(二階)から城内を望む。

         

石川門」。
 三の丸東端に位置し、石川郡に向いていることから石川門と呼ばれた。石川櫓は門の出入りと小立野方向を見渡す櫓でもあった。屋根は鉛瓦を葺いてある。
 国指定重要文化財である。
            「橋爪門」を望む。

「橋爪門」に向かう。

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