おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

自民党並みの長老支配のあげく、自滅の道をたどるか。

2013-07-27 00:02:01 | 格言・ことわざ
民主幹事長に大畠氏提示へ 海江田氏、細野氏辞任早める(朝日新聞) - goo ニュース
 よりによって、原発再稼働推進派の頭目が幹事長に。それも極めつけの男。さらに、こうした人事、ひところの自民党の長老支配のころと変わりなく、新鮮さも未来もなし。「脱原発」の旗をたたんでしまうのが、この党の命脈を絶つことになると分かっていても・・・。ここにきて、自民党との差別化(差異化)はなくなってしまった。
 
 菅さん。宰相としては誠に不適格ではあった。参院選直前に「消費増税」や「TPP参加」など煮詰まっていない(むしろ自民党にやらせておけばいいのに)課題をぶち上げて、ぼろ負け。その流れが今も止まらない。いってみれば軍法会議で処断されてもいい、重大戦犯の一人。
 一方で菅さん。福島原発事故以来、その収拾に手間取ったあげく(東電の真相隠し、マスコミあげての情報操作もあって)、「脱原発」という支配層にとっての「逆鱗に触れた」ため、一斉に政・官・財・マスコミから徹底的につるし上げられた。
 「脱原発」「反原発」は、絶対的なタブー。少数派が勝手に主張するのは「ごまめの歯ぎしり」で痛くもかゆくもない。民主党を原発推進に持ち込めば、天下安泰。見事にその術中にはまる海江田さん。
 菅さんを党規処分し、細野(今にも離脱したい人間)を切ったあげく、「原発推進」の男を幹事長にするとは、民主党もこれできわまった感じ。
 若手の離党に拍車がかかる。
 ますます混乱したあげく海江田をはじめ残った連中が、自民党に行くことになるのではないか。相手にはすでにされないのにもかかわらず。あるいは、自滅。

※「逆鱗に触れる

 逆鱗(げきりん)とは、伝説上の神獣である「龍」の81枚の鱗(うろこ)のうち、あごの下に1枚だけ逆さに生えるとされる鱗のことをいう。
「龍(竜)」は、元来人間に危害を与えることはないが、あごの下にある「逆鱗」に触れられることを非常に嫌うため、これに触られた場合には激高し、触れた者を即座に殺すとされた。このため、「逆鱗」は触れてはならないものを表現する言葉となり、帝王(主君)の激怒を呼ぶような行為を指して、「逆鱗に嬰(ふ)れる」と比喩表現された。
 この故事をもとに、現代では、「逆鱗に触れる」として広く目上の人物の激怒を買う行為を指すようになり、また「逆鱗」が目上の人物の怒りそのものを指す言葉として用いられることもある。
 この故事の出典は、『韓非子』の「説難(ぜいなん)」篇にある。

 夫龍之爲蟲也 柔可狎而騎也 然其喉下有逆鱗徑尺 若人有嬰之者 則必殺人
 人主亦有逆鱗 說者能無嬰人主之逆鱗 則幾矣

 夫れ龍の蟲たるや、柔なるときは狎れて騎るべきなり。然れども其の喉下に逆鱗の径尺有り、若し人之に嬰(ふ)るる者有らば、則ち必ず人を殺す。
 人主も亦た逆鱗有り。説者能く人主の逆鱗に嬰るること無くんば、則ち幾かからん。

 龍という生きものは、穏やかな時には、馴染めば(背中に)またがる事もできるものだ。しかし、竜の喉元には鱗が逆さに生えた部分があり、これに触れる者がいると、(竜は怒り)その者をすぐに必ず殺してしまう。
 君主にも同じように逆鱗がある。(臣下の)発言者は、(具申の際に)自ら君主の逆鱗に触れるようなことがなければ、(上手くいく結果が)近いものである。

※「拍車がかかる」=物事が何かを契機としてより一層進行するようになる
拍車(はくしゃ)とは、馬術において脚扶助による騎手から馬への推進の合図(扶助)を強化する副扶助のための道具で、
靴のかかとの部分に装着する。乗馬用の靴(多くは長靴)にはかかとの上に拍車置きと呼ばれる突起があり、細いベルトで固定される。

ブリティッシュ式の標準的な棒拍。

 形状によって棒状の突起(柄、枝、棒)を持つ「棒拍」と、西部劇などでよく見られる円盤状の「輪拍」などがある。
拍車による扶助も刺激の一種であるから、こればかりに頼り常に拍車を入れていては、馬も刺激に慣れてしまい、ついには脚扶助への反応が得られなくなってしまう。

「拍車をかける」という慣用句は馬に限らず、物事の進行を加速させる意味で使われる。



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