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おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

そもそも公聴会・審議会などそんな程度ですね。期待する方がちょっと・・・。

2011-10-27 20:48:10 | つぶやき
電力会社「やらせ問題」の背景にある“そもそも論”【山崎元コラム】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
 電力会社は国策会社。国と一体化して電力事業を展開してきた。原発もそう、発電用ダム建設も、送電線もすべて国の政策的関与・すなわち税金が多く投入される仕組み。かつての国鉄がそうだった。政治家の利権がらみの介入も、当然。そういう体質にどっぷり浸かってきた電力会社。恐いものなし、とはこのこと。地域の経団連の会長(副)の座も定席になっている「大」社長さん方。
 今さら国が何を言うか、特に民主党ごとき「あだ花」政権の大臣(猫の目の如くに交替する)にあれこれ言われる必要はない。まして、脱原発的な施策の持ち主連中に、何で頭を下げなければならんのか。
 ここで辞めたら、他の電力会社にも悪影響を与えるだけだ。他の会社だって今までばれないようにうまくやっていたんだから。九電も北電の両社長とも同じ考えなのだろう。
 そもそも公聴会自体、電力会社のみの考えで進んでいる・運営されているわけはない。すべて国の役人が関与して、しゃんしゃんと事が運ぶようになっている(時にはガス抜きも含めて)。
 反対派に言いたい放題言わせておいて、しっかり当初の目論見通りに。施策を通すための便法手段が、公聴会なるものの実態。あるいは最初から巧妙に多数派工作をするのは、ごく当たり前ではないか。かつてのタウン・ミーティングがその典型。
 時の施策にドッコイショする会議。国会の予算委での公聴会も同じ。政党ごとに推薦された人間が意見を述べていくだけ。委員諸公は欠席か居眠り三昧。
 記者クラブなんかもそんな程度ではないか、ドッコイショして、情報の垂れ流しを行うのだから。
 審議会なども、同じやり方。識者と呼ばれる方々の会議でも、そのほとんどが事務方の役人の筋書き通りに進む。そこで、形式的なお墨付きを頂ければけっこう、万が一そうでなければ、適当に報告内容を繕って、初志貫徹して、お終い。
 ただし、意外に教育委員会はそうではない場合も、たまに。何しろ委員諸氏は、それなりに一家言ある方々だから。想定外の展開に、事務方があたふたする場合も。ま、まれだが。
 最近の政権のもとでの審議会は、自公政権の時とは異なって、けっこう施策に対する異論・反論が出てきて、興味深い。それが気に入らない御仁も多くいる。
 その代表格が、今回の九電首脳陣。第三者委員会そのものが気に入らない。あんた方素人に、国策の根幹である原子力政策の重さ、大切さ、国際経済へ影響、その一方で建設・維持の困難さ、特に首長との綿密な関係など・・・何がわかるか!てな考えが根底に。
 なかなか辞めませんね。株価が暴落すれば、少しは考えるかも知れない。株主訴訟が恐いから。大臣の立場や国民のことなどまったく関係ないところで事が進む、まさに国家的悲・喜劇です。
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