オヤジという称号は何歳くらいからでしょうか。
ジジイという名誉ある?呼び名はいくつからでしょうね。
35を過ぎて間もない頃、
帰り道に若い酔っぱらい(20代)から
「ねえ、オジサン」と呼ばれた時は、かなりショックでした。
こっちも酔っていて、「何を貴様!」
とケンカしたのもいい思い出。
いとこの旦那の髪に白いモノが見えたとき、
ああオジサンになったなと感じた自分に
それから暫くして一本白髪を発見した時にも、ちょっとショックでした。
息子とボール遊びをしていて、足が微妙にもつれた時も。
後ろから撮られた写真をある業界紙に載せられて。
髪の毛の下の方だけが、やけに黒いのに気がついた時も、ショックでした。
その時は編集部に文句を言いました、
「後ろから撮った写真を載せるじゃないよ」って。
これは、もうオジサンを超えて、ジジイの領域ですか。
子どもが別世帯になり、狭かった家がやけに広くなった時にも。
自動車を運転していて、どうも上目遣いに、
カーステレオの表示や速度計を見るようになって。
早口で、声がでかくて「機関銃」と言われた自分が、
今なんておしゃったのと聞かれるようになって。
ひどくカツゼツが悪くなったと自覚した時。
えっ、今何て言った、と二度聞きするようになった時。
もうこうなると、オヤジというより、ますますジジイ、
っていう段階になってきて。
自転車に乗って、どうもペダルと足の感覚がしっくりいかなくなって。
片手、傘さし運転が、微妙にへたくそになってきたな、
と思い始めた時。
本当に孫が出来て、息子や娘からおジイさん呼ばわりされて。
朝、階段から下りるとき、何だか膝が固くなってきて。
周りの年寄りのことが、その醜さが目に付くようになった時。
自分の顔のあちこちが黒ずみ、しわだらけになって、
そのうち、いぼがぽろりと落ちる(耐えられなくて)
背中に手が回らなくなり、
夜もトイレに起きるようになり、
12時過ぎると眠くなって、朝は早くなって。
昼は、ちょっと本や書類を見ていると、うつらうつらして、
ドッサと書類を落とす時。
もうこれは完全に老人化。
漢字一杯の本を見ていると、自然に眠気を催して、
気がつくと涎で本が汚れている時。
これは若い頃からそうでしたが、ほとんどはた迷惑。
そして、何よりも「立たなくなった」時。
これでもう人生がオシマイ!てな悲哀に満ちた。
でも、これは個人差が激しいようで。
40代でも、もうその方面は、
と言う方もいらっしゃるから何とも言えない。
ある会合で、「公の会で、国歌斉唱がある時は、立ちますか」
と真面目に聞かれて、
「ええ、若いうちは、朝から立っていました」
って真面目な発言をして、恥をかきそうになりました。
「立つ」ってことがオジサン、オジイさんに、
今も無縁なものでないことをしろしめされよ、
といきがる自称「オジ」サンでした。
のんびりとした、土曜の昼下がりです。
ジジイという名誉ある?呼び名はいくつからでしょうね。
35を過ぎて間もない頃、
帰り道に若い酔っぱらい(20代)から
「ねえ、オジサン」と呼ばれた時は、かなりショックでした。
こっちも酔っていて、「何を貴様!」
とケンカしたのもいい思い出。
いとこの旦那の髪に白いモノが見えたとき、
ああオジサンになったなと感じた自分に
それから暫くして一本白髪を発見した時にも、ちょっとショックでした。
息子とボール遊びをしていて、足が微妙にもつれた時も。
後ろから撮られた写真をある業界紙に載せられて。
髪の毛の下の方だけが、やけに黒いのに気がついた時も、ショックでした。
その時は編集部に文句を言いました、
「後ろから撮った写真を載せるじゃないよ」って。
これは、もうオジサンを超えて、ジジイの領域ですか。
子どもが別世帯になり、狭かった家がやけに広くなった時にも。
自動車を運転していて、どうも上目遣いに、
カーステレオの表示や速度計を見るようになって。
早口で、声がでかくて「機関銃」と言われた自分が、
今なんておしゃったのと聞かれるようになって。
ひどくカツゼツが悪くなったと自覚した時。
えっ、今何て言った、と二度聞きするようになった時。
もうこうなると、オヤジというより、ますますジジイ、
っていう段階になってきて。
自転車に乗って、どうもペダルと足の感覚がしっくりいかなくなって。
片手、傘さし運転が、微妙にへたくそになってきたな、
と思い始めた時。
本当に孫が出来て、息子や娘からおジイさん呼ばわりされて。
朝、階段から下りるとき、何だか膝が固くなってきて。
周りの年寄りのことが、その醜さが目に付くようになった時。
自分の顔のあちこちが黒ずみ、しわだらけになって、
そのうち、いぼがぽろりと落ちる(耐えられなくて)
背中に手が回らなくなり、
夜もトイレに起きるようになり、
12時過ぎると眠くなって、朝は早くなって。
昼は、ちょっと本や書類を見ていると、うつらうつらして、
ドッサと書類を落とす時。
もうこれは完全に老人化。
漢字一杯の本を見ていると、自然に眠気を催して、
気がつくと涎で本が汚れている時。
これは若い頃からそうでしたが、ほとんどはた迷惑。
そして、何よりも「立たなくなった」時。
これでもう人生がオシマイ!てな悲哀に満ちた。
でも、これは個人差が激しいようで。
40代でも、もうその方面は、
と言う方もいらっしゃるから何とも言えない。
ある会合で、「公の会で、国歌斉唱がある時は、立ちますか」
と真面目に聞かれて、
「ええ、若いうちは、朝から立っていました」
って真面目な発言をして、恥をかきそうになりました。
「立つ」ってことがオジサン、オジイさんに、
今も無縁なものでないことをしろしめされよ、
といきがる自称「オジ」サンでした。
のんびりとした、土曜の昼下がりです。
