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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

引き合い

2008年01月25日 | 千伝。
さざなみ


貿易(輸出輸入業務)の基本の流れと語彙を下記に適当に並べました。

引き合いをする段階 : inquiry 
見積りをする段階 :offer
見積書 :  quotation
その見積りが、注文になることを : order
その注文書が、order confirmation, firm order
契約同意書 : agreement
<その契約内容>
出荷条件  : delivery term
支払い条件 : payment term

<昨日の夕方の社会面のニュースから>
名古屋の30歳の女性が、携帯電話の出会い系で知り合った広島の無職男32歳に、交際期間5年間で、勤務先から1億5千万円を盗んでは貢いで送金していて、勤務先が二人を共犯として告訴した。
しかし、交際期間、ナント二人は一度も会ったこともなく、広島の男は、別人のジャニーズ系の顔写真を送っていたと言う。
名古屋の女は、「嫌われたくない一心」だったとか・・。


これに似たような摩訶不思議な話が、ほとんどメールや電話でやりとりをする海外取引の「引き合い」にもあります。

人は、次の道筋(分岐点)に向かう時に、何かを「引き合い」に出します。
例えば、何か売れるようなもの、または、自分自身です。
そうすることで、ビジネスまたは自分自身の方向性(希望)を確かめます。


その「引き合い」に対して、誰かが、見積り請求や注文を出すことになれば、その取引は、半ば成立します。
互いの自分自身の引き合いを確認にした場合には、ここで恋愛成就です。

注文・納品前後に、送金受領の確認があれば、取引成功となります。
互いに自分自身の注文を確認した場合には、ここで結婚成就です。

但し、納品後に契約違反、粗悪品、クレームの多発が起こった場合、最悪の場合は、訴訟問題です。
人間の場合、離婚騒動、離婚となります。

名古屋の女は、広島の男に「嫌われたくない一心で」何を求めたのでしょう。
広島の男は、名古屋の女に「金」を求めたのは明白です。

社会の三面記事を賑わせそうなニュースですが・・人間の儚さを感じさせてくれるような「引き合い」でした。

日本も世界から「嫌われたくない一心で」、インド洋上で燃料油を提供したり、世界貢献という名目で多大な貢献(資金提供)をしたりします。

そのあたりの日本の弱みを狡猾にかぎつけているのが、海外の投資家、投資機関です。

福井地方、少し雪が積もっています。

手を振ったあとに瞳を閉じると雪が舞う・・さざ波(漣)の心・・そんな一日でした。

「引き合い感覚」・・大切ですね。

If you have lived well, laughed often, and loved much, consider yourself a success.
もし、あなたが、うまく生きて、よく笑い、たくさん愛したら、あなた自身は、人生の成功者です。


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