温泉禅寺（2012年3月3日参拝）

湯泉神社の近くにこじんまりとしたお寺がある。
まずは温泉禅寺へ。


所在地：兵庫県神戸市北区有馬町1643
宗派：黄檗宗
御本尊：薬師如来
創建：神亀元年（724年）
開基：行基


【歴史】
薬師如来のお導きで有馬温泉を訪れた僧・行基によって開基したと伝えられる古刹。
温泉寺はかつて本堂薬師堂を中心に湯泉神社（湯山三所権現）や
別当権現坊などがある大きなお寺でしたが幾度もの火災に遭い衰退。

大和の国・吉野にあった高原寺の住僧である仁西により荒廃していた有馬温泉を復興。
温泉の復活とともに仁西は温泉寺を改修し12の宿坊を営みました。
12の宿坊の管理は仁西が吉野からつれてきた河上、余田氏らの
平家の残党であったといわれております。

現在、有馬において「坊」の文字がつく宿が多いのは、
この時の流れをくむか或いはそれにあやかって名付けられたものと言われております。

明治になり廃仏毀釈により衰退するも黄檗宗により復興し現在に至る。


【本堂】






御本尊の薬師如来を中心に左右に日光・月光菩薩、
背後には十二神将などが祀られています。


【鐘楼】



【御朱印】