Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

高野山寳壽院・専修学院~壇上伽藍(2014年5月4日参拝)

2014-06-02 | 高野山
寳壽院
所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山223
宗派:高野山真言宗
御本尊:大日如来
創建:大正2年(1913)
開基:深覚僧正


【縁起】
寳壽院はもとは無量壽院と称されていた。
長和5年(1016)に深覚僧正が開基となり創建。

室町時代には長覚尊師は不二門教学、寳性院の宥快法印は而二門教学を確立した。
このことが南山教学がさらに発展していく契機となり、
無量壽院と寳性院は高野山山内の塔頭寺院の中では高い格式が与えられた。

ともに門主寺と呼ばれて江戸時代に全盛を迎えた。

大正2年(1913)6月、高野山内に大師教会本部を設立する為に、
大師教会本部が建設される土地にあった寳性院を無量壽院に合併し寺号を寳壽院とした。
高岡隆心大僧正が初代の門主に就任した。

天保10年(1839)に本堂は焼失してからは再建されなかったが、
昭和45年(1970)には本堂が新築された。
昭和48年(1973)大本山に昇格。






私が訪れた時に沢山の若いお坊さんが出ていかれました。

ここも単なる宿坊塔頭寺院かと思ってましたが、
どうやら雰囲気が違う。

スマホでチェックしてみると寳壽院内に専修学院という教育機関があると判明。


専修学院
真言僧侶としての学問、読経や声明といったいわゆる日常作法、
そして行などを一年間で伝授する教育機関。

数ある真言宗の修行道場の中でも、
とりわけ高い評価を受けている僧侶の養成機関です。

学費だけで年間150万縁でトータル206万円もかかるとか。

ここで修行するのはとても高額なんですね。(^^;




広い境内です。

ここは雰囲気が全然違う。

ここは私のような一般人が訪れてはいけないような雰囲気を感じる。
一般立入禁止では無いのですが。

何故か無神経に境内の真ん中を歩くことは出来なかったです。(^^;


【庫裏】


高野山真言宗総本山・金剛峯寺の建物を模して作られているそうで、
これは金剛峯寺が災害などで、使えなくなった場合に復旧するまでの間、
寳壽院に高野山真言宗の総本山を置くことになっている。

これは高野山真言宗の宗務が一日たりとも滞らないようなどの理由がある。




大玄関。

とても奥行がありそうです。

我が家もこんな大玄関だったらなぁ。(^^;




奥を覗くと美しい襖絵がありました。




本堂。

本当は本堂に行きたかったんですけどね。
やっぱり気が引けちゃって行けませんでした。




よく分からないが供養塔みたいなものがありました。




これは蔵でしょうか。


次回、訪れる機会があれば若い坊さんに本堂に行っていいか、
確認してみよう。

さて、次は近くの壇上伽藍に行きます。



壇上伽藍



<2011年5月2日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/6df1326603aeef4133bc38a14e864f5b




壇上伽藍の裏側から境内へ。






根本大塔。

今回も塔内に入りました。
渋さとは無縁ですが、さすがに圧倒されました。

しかし、須弥壇に小銭を立ててるのをたくさん発見。

全く意味不明。
以前は小銭を立ててなかったのに。

誰かが面白がって立てた小銭を観光客がマネたのかな。(苦笑)






高野山開創1200年記念大法会に向けて再建中の伽藍中門。

かなり出来てきましたね。
楽しみです。(^^




大塔の鐘・高野四郎。

一人の僧侶が撞いていましたが、
撞く数は石で数えられていました。




金堂。

GWの三日間限定で結縁灌頂が行われていました。

興味はあったんですが、
3000円もするし、私の守護仏は他にいらっしゃるので回避しました。

というか、これって本当に縁を結べば守ってくれるのかな?(^^;

さて、次は高野山で一番好きな西塔を見にいきます。




ここから見る西塔が本当に好きでね。
ここの雰囲気がたまらない。




渋すぎます。(^^




山王院。




根本大塔と御影堂。




東塔。




2種類ある内の薬師如来をいただきました。



こちらは金堂手前のテントの下で授与されていました、
大日如来の御朱印です。

通常の御朱印と違い「春季 結縁灌頂」と書かれておりました。
書置きですけど。(^^;




伽藍中門再建記念で発売されていました。

材質がヒノキだけあって1700円と少々高いですが、
買わずにはいられない。(笑)

ちなみに1ページ目は奥の院の御朱印にしなければならないとのこと。

これにて壇上伽藍参拝終了。

長くなりましたので続きはまた。